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Planet

地域の方とともに歩む。みなかみの森の整備が始まりました

2025年07月07日
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  • 5 min read
  • 2025年07月07日

群馬県の北端に位置し利根川源流域である、みなかみ町に、5月のある日、群馬県下の店舗からストアマネージャー(店長)やアシスタントマネージャー(副店長)たちが集まり、町の人たちと共に森林整備を行いました。これは4月にスターバックスとみなかみ町との間で締結された「利根川源流から始める豊かな森林と人を育む連携協定」の活動の一環です。この協定には、みなかみ町の間伐材をスターバックスの家具や店舗などに活用することが盛り込まれています。今回は、パートナー(従業員)たちがみなかみの森で学び森林整備を体験した一日の様子をお届けします。

森を管理・整備する理由とは?

この日はグリーンエプロンの代わりに、ヘルメットや作業手袋を身に着けたパートナーたち。みなかみ町にある森に、町の方々と共に訪れました。約2万平方メートルある森は広葉樹、針葉樹、竹林などで構成されています。みなかみ町役場の小池さんの案内で森の中を歩いていくと、まっすぐに伸びた木々の間には、ところどころ倒木や枯れ木があることに気付きます。

「手入れをしている森は、木々の間隔がもう少し開いていて光が差し込みます。でもここは、光が届かないから足元に緑が育っていないですよね。雨や雪が降っても、茂る木々に遮られて土壌にたどり着く水が少なくなるんです」と小池さん。

みなかみ町役場の小池さん(右)

森林には水を蓄えて河川へと注いだり、木々がCO2を吸収して地球温暖化を防止したりと、多面的な機能があります。しかし、木々が密集しすぎてしまうと、光が遮られて草や低木の成長が妨げられたり、木々が水分を多く受け止めることで土壌が乾燥したりするなどし、本来の機能が低下してしまうのです。森の機能を回復し持続可能にするために大切なのが、定期的な間伐などの森林整備です。

「森を管理することが、木々を育て森の機能の回復につながります。そのために、間伐が必要になってくる。人間が手を加えたものだから、人間がきちんと管理していかなければならないんですね」

「クマも出ますよ」というひと言にパートナーたちに一瞬息をのむような雰囲気が漂いますが、小池さんはこう続けます。

「イノシシ、シカやサルも出ますよ。以前は里山に人が入っていましたが、今は里山がこういう状態なので動物が来てしまうんですね。だから人の手が入ることで獣害も減るといわれています」

森を歩いていると炭焼窯の跡も見られ、以前はここも人の手が入り森林資源が活用されていた場所だったことをうかがい知ることができました。

森を巡った後は、ノコギリで竹を切る体験をし、ランチ休憩に。みんなでワイワイと群馬のソウルフード・鳥めしのお弁当を食べ、アイスコーヒーでひと息つきながら交流を深めました。

オーナーシップをもって参加する

午後は森の一角にある竹林を整備しつつ、道を通す作業です。みなかみ町の自伐型林業グループ「Linkers(以下、リンカーズ)」の皆さんにレクチャーを受けながら作業します。

町の約90%を山林が占めるみなかみ町では、地域住民が主体的に森林・里山を整備する自伐型林業を推進し、自然の保全に力を入れていますが、みなかみ町役場の大川さんもリンカーズに所属するひとり。その理由を、「この土地にいるからこその生業を大切にしなければいけない」と思ったからだそうで、みなかみ町とスターバックスとの活動に期待を寄せてくれています。

「森を活かさないと、地域が成り立たちません。間伐でただ木を切ってきれいにするだけだと、木材のその先の流れが詰まってしまいます。その中でスターバックスが店舗で使用してくれることは、木を切る側から使う側への流れができる。大きなエネルギーを秘めていると思います」

リンカーズが竹を伐採し、パートナーたちが運んで大型のチッパーシュレッダーに入れていきます。

チッパーシュレッダーは木材や枝を粉砕する機械。2台のチッパーシュレッダーが竹を粉砕する轟音の中、パートナーたちはヘルメットについたイヤーマフを当て、竹を運んでどんどん運びます。

チップはそのまま地面に敷き詰めていき、ふかふかした歩きやすい道になっていきます。

2時間ほどの作業で、道路から竹林にも道が通りました。

完成した道を見て、充実感に笑顔いっぱいのパートナーたち。実はこの日、リンカーズの皆さんと初対面ではないというひとりのパートナーがいました。パワーモール前橋みなみ店のストアマネージャー・山嵜さんです。みなかみ町とスターバックスで何かが始まる…そう知った時に、「群馬の店に携わるひとりとして、受け身ではなく、オーナーシップをもって参加したいと思ったんです。まずは町のことを知ろうと調べたら、自伐型林業に出合いました」と熱い思いを語ります。そこでみなかみ町でチェーンソーの講習を受けたり、リンカーズの活動を見学したりしてきたそうです。

「森には、まだ見つけられていない、活用されていない資源がたくさんあるんだなと思いました。今回のプロジェクトではスターバックスは間伐材の活用を試みますが、そういうところに価値を見出していくのは、日本ならではのことかなって思いながら作業しました。群馬県からのアクションが世の中にポジティブな循環を生み出す一歩に関われるのがうれしいです」

人と自然が共生するための先進的な取り組みを、コミュニティレベルで進めているみなかみ町。その方々とともに一日学び、体を動かしたパートナーたちは、「未来のために“今できること”に携われたことがうれしい」「自然を整備することの大変さを肌で感じました」「森林整備はチームワークが大切ですね」と、この日感じたことを大切に心に刻んでいました。みなかみ町との活動はまだ始まったばかりです。今後も地域に寄り添いながら、一歩一歩進めていきます。

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