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長年愛され続けている“大地が育てた「スマトラ」の魅力”

  • 7 min read
  • 2025年09月29日
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スターバックスのパートナー(従業員)たちがコーヒーの生産地を訪ねて学ぶ、オリジンエクスペリエンス。昨年に続き、2025年も日本から約50名のパートナーが参加し、インドネシア・スマトラ島へと渡り、コーヒーができるまでを体感してきました。現地での貴重な経験をもとに、ロースタリー 東京 コーヒーアンバサダーの菅原さんと、横浜折本店ストアマネージャー(店長)の平岩さんにスマトラのコーヒーの魅力を教えてもらいました。

スマトラ島ってどんなところ?

スマトラは、スマトラ島で生産された豆だけを使ったシングルオリジンコーヒーです。では、スマトラ島がどこにあるかご存じですか?

スマトラ島は、東南アジアに位置するインドネシア共和国の西端にあります。インドネシアは大小1万以上の島々から成る島国で、そのなかでもスマトラ島は、世界で6番目の面積を持つ大きな島。なんと、日本の1.25倍の広さを誇ります。

「赤道が島のほぼ中央を通っているため、一年中温暖で、熱帯雨林が広がっています。空港に降り立った瞬間に感じた、強烈な日差しとまとわりつくような熱気。日本とは全く違う空気を強く覚えています。

スマトラトラ、スマトラサイなどの島固有動物も多く生息する、自然の豊かさにも圧倒される島です。肥沃な土壌に加え、標高1,000m以上の高地が多く、昼夜の寒暖差が豆の香りや味わいを豊かにしてくれるため、世界的にも評価の高いコーヒー豆が生産されています」(菅原さん)

スマトラのコーヒーとスターバックスの出合い

スマトラのコーヒーは、実はスターバックスのアメリカ・シアトル創業時から取り扱い、今もなお愛され続けているコーヒー豆です。長く親しまれる理由はどこにあるのでしょう?

スマトラのコーヒーは、あるバイヤーがスマトラ産のコーヒーに出合い、その素晴らしさに心を動かされ、全世界のコーヒー専門会社に手紙を書いて情熱を伝えたことから始まりました。なかなか返事が得られない中、最初に答えた担当者の一人がスターバックスのコーヒー調達担当者でした。

「当時は、スマトラの豆はまだ広く流通していませんでした。一通の手紙から始まった豆が、50年以上愛され続けているのは素晴らしいことですよね。実は、創業者のハワード・シュルツが、初めてスターバックスで飲んだコーヒーもスマトラだったんですよ。

今では、シングルオリジンとしてだけでなく、『TOKYOロースト』『スターバックス® クリスマス ブレンド』『スターバックス® アニバーサリー ブレンド』など、定番のコーヒーから季節限定のフレンドにも欠かせない存在となっています。スマトラのコーヒーは、スターバックスのコーヒーづくりにおける情熱の原点であり、未来につながる一杯でもあるんです」(平岩さん)

スマトラの大自然が育む豊かなコク

スマトラのパッケージには「大地を思わせる風味としっかりしたコク」と、味わいが表現されています。その“風味”とは具体的にどんなものか、お二人に印象を聞いてみました。

菅原さんは、「ゴボウやキノコのような土のイメージ。ハーブやスパイス系の香りを感じます」と語ります。平岩さんは「雨上がりの森林浴のような香り」と表現。その一杯に、スマトラ島の豊かな自然が詰まっているようです。

「軽い焙煎も好まれるようになった今でも、スマトラは創業当時の味を受け継ぐ深煎りの代表格です。焙煎を深くすれば、どんな豆にも苦味を出すことはできますが、コクは生み出せません。深煎りでこのコクのある味わいが出るのは、スマトラの豆が持っているポテンシャルの高さのおかげです。

コクがあるからこそ、ミルクと合わせやすく、フードペアリングにもマッチしやすい。冷めても酸味が出にくく味が変わりにくいので、ホットコーヒーを、時間をかけてゆっくり飲めるところも個人的には魅力に感じています」(菅原さん)

50年以上も愛され続けているスマトラですが、菅原さんは「今と昔では味わいの印象が少し違う」と言います。

「今はハーブを感じますが、昔はもっとスパイスを感じました。味わいの印象に変化があるのは、栽培方法や加工法が進化し、品質がより良くなったから。コーヒー豆が農作物だからこそ、歴史を重ねた今の味になっているんです」(菅原さん)

大地の味を生む秘密はスマトラ伝統の加工法

スマトラのコク深い味わいの秘密は、加工法(精製法)にあります。コーヒー豆は、コーヒーチェリーの果肉や粘液を取り除き乾燥、脱穀して生豆となりますが、代表的な方法には、果肉ごと乾燥させる乾燥式(ナチュラル)や、水を使用して果肉や粘液を除去する水洗式(ウォッシュド)などがあります。

「スマトラでは、“半水洗式(スマトラ式)”といわれる伝統的な方法で行われています。ほかの加工法と異なり、収穫後に加工場へ運ばれるのではなく、小規模農家が自ら手動のハンドパルパー(脱穀機のようなもの)などで果肉を除去し、豆を半乾燥状態まで仕上げているんです。

この味わいは、他の生産地からはなかなか届かないものです。『同じ半水洗式加工法をほかの地域で行っても、この味わいにはならなかった』と、現地の生産者の方も言っていました。大自然や気候だけでなく、伝統を受け継いだ農家さんの手仕事、“人”という要素も含まれている、特別なコーヒーです」(平岩さん)

「国や地域による加工法の違いは、その土地の条件が関係しているともいわれています。例えば、水が豊富なコロンビアやグアテマラなどでは水洗式、太陽と土地に恵まれたアフリカは乾燥式が主流です。一方、スマトラ島は周囲が海。スマトラ式は、限られた水源の中で生まれた伝統的な加工法なんです。

それぞれ味にも違いが出ます。水洗式は酸味がありスッキリ。乾燥式はベリー感などのフルーティーな風味に。スマトラ式は酸味が控えめで、なめらかなコクとスッキリしたあと味が特徴。背景に合わせて選択された加工法が、産地の個性になるんですね」(菅原さん)

平岩さん:スマトラの農園にて、コーヒーの苗木の植林をしました。
菅原さん:スマトラの農園にて、コーヒーチェリーを積む体験をさせていただきました。

コーヒービギナーにもおすすめのスマトラアレンジ

最後にお二人に、スマトラコーヒーのおすすめアレンジを教えてもらいました。苦味を抑えたコーヒービギナーにも飲みやすい一杯なので、ぜひ試してみてください。

平岩さんの「アップルシナモンコーヒー」

「りんごジュースと果肉入りりんごジャムを混ぜて温め、スマトラコーヒーと半々で合わせます。仕上げに、シナモンスティックを。ミルクより軽く、ほっとする飲み口で、ライトユーザーにも気軽に楽しめるアレンジです。バターを加えて塩味をアクセントにするのもおすすめです」

菅原さんの「スマトラスパイスコーヒー」

「カップにクラフトコーラシロップ適量を入れ、スマトラコーヒーとホットミルクを3対1の割合で注ぎます。フォームミルクにすると口当たりが滑らかになります。

クラフトコーラのスパイス感が加わり、苦味を柔らげつつ風味を楽しめます。クラフトチャイシロップに替えてもおいしいですよ」

50年以上、愛され続けているスマトラのコーヒーは、生産者から始まり、コレクター(仲介業者)、加工業者、輸出業者、ロースター、店舗のバリスタなど様々な人を経てお店に届きます。たくさんの人の想いが詰まったコーヒー豆が、あなたの時間に寄り添う一杯になることを願っています。

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