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ふたつの仕事、ひとつの想い。スターバックスで見つけた自分らしい働き方

2025年11月06日
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  • 6 min read
  • 2025年11月06日

働くスタイルが多様になるなかで、スターバックスには本業と両立しながら働くパートナーがいます。違う道を歩みながらも、共通しているのは「誰かの一日を明るくしたい」という想い。さまざまな背景を持ちながら、それぞれの場所で自分らしい働き方を模索し続ける姿が印象に残ります。今回は、ストアでの姿からは新鮮に映る、もうひとつの顔を持つふたりのパートナー(従業員)を紹介します。

金融の世界から、カウンターの内側へ

金曜日の朝。まだ街が動き出す前の東京・日本橋にあるコレド室町テラス店で、トージさんはエプロンを結びます。本業は外資系の金融機関に勤めるアナリストで、株式市場を分析し、世界中の投資家とやり取りする日々です。そんな彼がスターバックスで働き始めたのは、53歳のときでした。

現在はカスタマーサポートとして、週に1回の勤務。開店準備や在庫管理、店内整備など、さまざまな仕事を担っています。

証券マンとしての日常は情報を扱う頭脳の世界。一方、スターバックスでの仕事は身体を使う実務の世界です。「頭が真っ白になる感じが、ちょうどいいんです。考えすぎず、無心で働ける」。そんなリフレッシュの時間として、また人との関わりを取り戻す時間として、スターバックスは生活の一部になりました。普段はカスタマーサポートとして裏方の業務を担うトージさんですが、状況に応じて臨機応変にお客様対応を行うこともあります。英語が話せるため、海外からの来店客に声をかける場面もあり、仲間から頼られることも多いそうです。そんな柔軟な働き方が、今の自分に合っていると感じているといいます。

仕事を通して感じたのは、チームで動く大切さ。「バリスタも忙しい時は1人ではなく2人で作ったり、レジの人も他の人を気にかけたり。みんなが“お店全体”を見て動いているのがすごいと思いました」。トージさんにとって、それは本業にもつながる発見でした。「アナリストの仕事も個人プレーのようで、実はチームプレーです。スターバックスで周りを見て動く意識が身につきました」と、改めて気がついたそうです。

コレド室町テラス店 村上さんスーツ姿

在庫管理の仕事について尋ねると、少し考えてからこう話してくれました。「支えているなんてまだ言えませんけど、当たり前のことを当たり前にやる。凡事徹底みたいな感じですかね。それはアナリストの仕事も同じです。どんな仕事も細かいことをちゃんとやるのが大切だと思います」

さらに彼はチームワークの魅力についてこう続けます。「新しい人が入っても、何日かすれば周りを見て動けるようになる。そういう文化がスターバックスにはあります。自分も本業で“周りを見る”ことを意識するようになりました」

トージさんにとって、ここで働く時間は“もうひとつの自分”に出会える場所。デスクから離れ、カウンターに立つ数時間。その短い時間が、生活のリズムを整えてくれる。エプロンを外してオフィスへ向かう時、体は少し疲れていても、心は軽いといいます。そんな穏やかな気持ちのまま、また新しい一日が始まります。

寄席の高座とカウンター、その間にあるもの

大阪・梅田のLUCUA Osaka 地下2階店。ランチタイムが過ぎ、午後のゆったりとした時間が流れ始める頃、店内には落ち着いた笑い声が広がります。カウンターの中では、バリスタgrandeの米谷さんが穏やかな声でお客様を迎え、ゆっくりとした午後のひとときが流れています。

接客で大切にしているのは、自然体でいること。日々の積み重ねが、店全体にあたたかな空気を生んでいます。成長を感じるのは、後輩に自身の経験を伝えられた瞬間。学びは一方通行ではなく、後輩から教わることも多いといいます。「“米谷さん、これ違いますよ”って、やわらかく言ってくれるんです。その関係性が素敵ですよね」。年齢や立場を越えて交わされる声が、チームの絆を深めています。

そして、米谷さんにももうひとつの顔が。なんと、アマチュア落語家「華志亭芽吹(はなしていめぶき)」として舞台に立ち、人を笑顔にしているのです。落語を始めた理由は、入院していたご家族が落語を聞いて笑っていた姿に心を動かされたからだそうです。「その力がすごく不思議で、自分も挑戦してみたいと思いました」と当時を振り返ります。

今ではボランティアとして地域の会館や福祉施設の舞台に立ち、スターバックスの懇親会で落語を披露したことも。「“大川亭星香(おおかわていせいか)”として着物姿で舞台に立ちました。恥ずかしかったけど、今までで一番笑ってもらえた気がします」。舞台でもカウンターでも、人を笑顔にしたいという思いは変わりません。

落語を始めてから、スターバックスでの接客にも変化が生まれたといいます。「舞台に立っていると、お客様が笑うタイミングが分かるんです。スターバックスでも、それと同じようにお客様の目を見て話すようにしています」と米谷さん。落語を通して身につけた“観察力”と“間”の取り方は、接客にも自然と活かされているようです。お客様が何を求めているかを感じ取り、言葉にしなくても気持ちを汲み取る。美味しいドリンクを手渡した瞬間にふわっと笑顔が浮かぶと、胸の奥が温かくなるそうです。

さらに、コロナ禍ではオンラインでウェブデザイン講師にも挑戦。「人と話す機会が減って、心が少し沈んでいたんです。だからこそ、スターバックスでお客様と交わす声が、何よりの支えになりました」と振り返ります。デザインの知識は店舗資料づくりに活かされ、落語の経験は接客の表現力につながっています。異なる世界で得た学びが、カウンターの中に生きています。

「ここに来ると、ちゃんと頑張れている自分を思い出せる。“あなたはそれでいいよ”って言ってもらっているような気がするんです」。その言葉が、20年続けてこられた理由を静かに物語っています。

それぞれの時間に流れる想い

働く時間も、見つめる景色も違うふたりですが、誰かを思う気持ちは同じです。それぞれが大切にしている時間が、店の雰囲気をやわらかく包んでいます。

トージさんにとってスターバックスは心を整える時間、米谷さんにとっては自分を支えてくれる場所。ふたりの姿は、勤務するストアの日常を穏やかに彩っています。

カップを手にしたお客様が思わず笑顔になる。その瞬間の温かさには、ふたりの想いがそっと込められています。

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