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Coffee & Craft

選べる楽しさ。クローバー バーティカで淹れる新しいブリュード コーヒーの魅力

2025年12月22日
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  • 6 min read
  • 2025年12月22日

スターバックスのドリップ コーヒーが、ブリュード コーヒーとして生まれ変わったことをご存じですか?独自開発した最新のブリューイングマシン「クローバー バーティカ」により、ブリュード コーヒーの楽しみ方が広がりました。その豊かな味わいと新しい魅力をお届けします。

豆ごとにレシピが異なる、バキューム プレスで淹れるブリュード コーヒー

クローバーは2000年代に誕生した、コーヒーのブリューイングマシンです。コーヒープレスと真空技術の特長を組み合わせ、米国で特許をしたバキュームプレス技術を使って抽出された味わいに、ハワード・シュルツ(スターバックス現名誉会長)が感動したことがきっかけで、2008年よりスターバックス専用のブランドとして、スターバックス リザーブ®店舗で使われてきました。

コーヒー豆ごとの個性豊かな味わいを全店舗でも楽しんでいただきたい、もっとお客様のコーヒーライフを豊かにしたい…そんな想いから、マシンの開発が始まりました。そして、アメリカの開発チームが15年以上の時をかけて開発したのが「クローバー バーティカ」です。2025年3月に都内5店舗で試験導入後、順次マシンの入れ替えを行っていて、2028年に全店への導入が完了する予定です。

クローバー バーティカは、コーヒーを1杯ずつ全自動で抽出するため、いつでも淹れたてのコーヒーを楽しんでいただけます。ボタンを押すと豆がグラインダーで挽かれ、金属フィルターに投入されます。お湯を加え、フィルターがゆっくり上下して豆を蒸らし、空気圧で湯を一気に押し出して抽出されたコーヒーがカップに注がれます。

驚かされるのは、コーヒー豆の種類ごとに抽出レシピが緻密に設計されていることです。コーヒースペシャリストによって開発されたレシピをもとに、コーヒー豆の種類に合わせた浸漬時間・攪拌時間をデジタル制御で最適化しているのです。

こうして1杯30~40秒という速さで、淹れたての香り豊かな一杯をお客様にお届けできるようになりました。

選ぶ!組み合わせる! 広がるブリュード コーヒーの4つの楽しみ方

クローバー バーティカを先行導入した店舗のひとつ、渋谷3丁目店のストアマネージャー(店長)河口さんは、「新しいブリュード コーヒーで、お客様には大きく4つの変化を楽しんでいただけます」と語ります。

楽しみ方1:ローストの飲み比べ

1つは、飲み比べて好みのコーヒーを見つける楽しさです。ブロンドロースト、ミディアムロースト、ダークロースト、季節のおすすめ、ディカフェの豆からそれぞれ1種類ずつご用意し、合計5種類から選んでいただけます。

※写真はイメージです

「毎日、パートナー(従業員)と一緒にコーヒーを選ぶお客様の姿があります。私たちとのコミュニケーションも含めて味わっていただける、私たちが表現したいコーヒーを通したコミュニケーションの形だと思います」

楽しみ方2:ディカフェもすぐに飲める

2つめは、これまで提供にお時間をいただいていたディカフェ(+55円、税込み)を、すぐにご提供できるようになったこと。

「以前はパートナーにもお客様にも、時間がかかってしまうことに対する気持ちのハードルが少なからずありましたが、クローバー バーティカに変わったことですぐに提供できるようになり、ディカフェのご注文も増えました。私たちの本来あるべき姿だと思います」

楽しみ方3:フードに合わせる

3つめは、フードをもっとおいしく味わえるようになったこと。コーヒーの選択肢が増えたことで、フードペアリングの幅が広がったからです。

「テイスティングもすぐにご用意できるので、より良いフードペアリングがご提案できます。『一緒に選んでおいしかったから、この組み合わせが好きなんだよね』ってお客様に言っていただけたら、最高ですよね!」

楽しみ方4:ミルクで選ぶ

4つめは、カフェミストの組み合わせです。5種類のコーヒーに加え、ミルクもオーツやソイなど6種類あるので、1日に楽しめるカフェミストの組み合わせは30通りにもなるんです。

「ブリュード コーヒーを軸にした体験としては大きな変化です。おいしい組み合わせを教えてもらうなど、お客様も巻き込んで私たちも楽しませていただいています」

コミュニケーションが変わる!バーティカで感じたポジティブな変化

渋谷3丁目店がクローバー バーティカを導入して、約8か月。河口さんに導入後の変化を尋ねると、「一杯のコーヒーを通したお客様とのコミュニケーションの姿」だと教えてくれました。

導入直後はオペレーションの変更やマシンの操作など、一緒に働くパートナーも含め、「お客様によってペースは様々ですので、急がれる方にも安心してご利用いただけるのか、さらに豆を選ぶこと自体を受け入れていただけるか心配でした」と、戸惑いや不安があったと語ります。でも、「不安と一緒にワクワクもしていたんです」とにっこり。

パートナーたちにも同じ期待感が心の中にあると信じていた河口さんは、徹底的にお客様のニーズに合わせたコミュニケーションを考えました。

「どのような表現でコーヒーを説明するか、急いでいらっしゃるお客様にはどう伝えるか…アシスタントストアマネージャー(副店長)や仲間全員と何度もディスカッションを重ねました。それを私たちが実践した時に、お客様からポジティブな反応が返ってくる。その瞬間を目にすると、ほかのパートナーも『こういう表現もいいですよね?』と楽しんで主体的に取り組んでくれるようになりました」

1~2か月たちクローバー バーティカが日常に溶け込み始めたころ、お客様とのコミュニケーションが変わったと実感した瞬間がありました。それは、お客様のこんなひと言でした。

「昨日はこのコーヒーだったから、今朝はこっちにして、午後はワンモアコーヒーでこの豆にしよう」

河口さんの期待が、現実になった瞬間でした。

クローバー バーティカになり、「同じ豆なのかなと驚くくらい、味わいが劇的に変わりました」と河口さん。

「ペーパーフィルターは、きれいな酸味が出てスッキリした味わいになります。クローバー バーティカは、良い意味で角が取れてまるくなっています。苦みとコクと酸味のバランスが取れ、ひと言でいうと飲みやすい。『ブラックコーヒーっておいしい!』というストレートなリアクションがお客様からもパートナーからもあふれていて、とてもうれしいです」

そんなたくさんのポジティブな変化の中で、河口さんが思わず笑顔になったのは、クローバー バーティカのデザイン。

「だって、すごくかっこいいですよね。私たちバリスタも映えるんですよ(笑)」と、茶目っ気たっぷりに語ってくれました。

クローバー バーティカによって、一杯のコーヒーを通したスターバックス エクスペリエンスは、お客様にもパートナーにもより豊かなものとなるはず。ぜひ新しいブリュード コーヒーを楽しんでください。

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