ウクライナに関するケビン・ジョンソン社長兼CEOからパートナー(従業員)への手紙

<こちらの文書は、3月4日に米国スターバックスより発信された英語の原文より翻訳しました。>

2022年3月4日

パートナーの皆さん

ロシアによるウクライナへのいわれのない、不当で恐ろしい攻撃を非難し、被害を受けたすべての方々に心よりお悔やみ申し上げます。

この戦争がもたらす侵略と人道的なインパクトはすさまじく、世界中にその影響が波及しています。特にこの地域にご家族やご友人がいらっしゃる方々には、精神的に重くのしかかっていることと思います。

スターバックスはウクライナに店舗を展開していませんが、ロシアにはライセンスパートナーが100%出資し運営する店舗が130店あります。そして、ロシアにいる2,000人のグリーンエプロンを着けたパートナーの生活が心配であると伝えたい。思いやる気持ちを表明します。

このような時だからこそ、私たちは企業として、またパートナーとして、決して傍観者にならないように努めたいと思います。パートナーの皆さんから頂いたご意見は、私たちが取るべきアクションへとつながります。今日は、スターバックスのこれからのアクションについて皆さんにお知らせしたいと思います。

まず、ロシアでのビジネスから得られるロイヤリティを、ウクライナの人道的支援活動に寄付する予定です。次に、スターバックス・ファウンデーション※は、ウクライナの人道支援活動のために、ワールド・セントラル・キッチン(World Central Kitchen)と赤十字に50万ドルを寄付しました。そして3つ目に、ヨーロッパ・中東・アフリカのマーケットでのビジネスは継続し、さらなる金銭的貢献とサービスを通じて、支援を必要とする人々をサポートしていきます。

※スターバックス・コーポレーションが1997年にアメリカ・カナダで設立したコミュニティ活動を支援する財団です。

このような劇的な状況が続く中、すべてのパートナーやコミュニティを支援するために、私たちは耳を傾け、さらなるアクションを講じていくつもりです。また、随時皆さんにお知らせします。

このような困難な状況の中、皆さんが互いに、そして地域社会に、あたたかな心づかいと深いつながりを持っていることに感謝します。

あなたと同じように、私の心も重いです―しかし何があっても、私たちはパートナーとして共に立ち向かうのだということを、知っていただきたいと思います。

あなたのパートナー

ケビン


2022年3月8日更新

パートナーの皆さん

金曜日にお伝えしたように、ロシアによるウクライナへの恐ろしい攻撃を非難し、被害を受けたすべての方々に心よりお悔やみ申し上げます。

私たちはこの悲劇的な出来事の推移を見守り続け、本日、すべてのスターバックス製品の出荷を含む、ロシアでのすべてのビジネスを停止することを決定しました。当社のライセンスパートナーは、店舗運営を直ちに一時停止することに同意し、スターバックスで生計を立てているロシア国内の約2,000人のパートナーに支援を行う予定です。

このような劇的な状況の中、私たちは、Our Mission and Valuesに誠実な意思決定を行い、透明性のあるコミュニケーションを続けていきます。皆さんが私やリーダーたちと共有してくれているあたたかな心づかいや心配に感謝します。

あなたのパートナーであることをいつでも大変誇りに思っています。

ケビン