若者のリーダーシップや起業家精神を養う「Starbucks Youth Entrepreneur Action」。最優秀賞に、大阪吹田山田店のチーム「Hop Step Cup」!


スターバックスは、いきいきと働く30歳未満のパートナー(従業員)が、日頃から抱いている疑問や課題意識、社会を変えるアイデアを発掘し、起業家精神を養うプログラム「Starbucks Youth Entrepreneur Action」 を今年立ち上げました。

あなたの気づきが、行動が、みんなの未来を変えていく。誰にだって、世界を変える力がある。仲間と協力してもいい。必要なのは、夢と一歩踏み出す勇気。自ら考えて行動し、道を切り開く若者を育もうと、プラグラムを実施し、「日本や地域のゴミ問題」「日本の農業や酪農の未来」「新しいつながりをつくること」の3つのテーマで、アイデアを募集しました。全国から105 組の応募があり、11月10日、審査を勝ち抜いたファイナリスト6組による最終セッションを開催しました。

最優秀賞に輝いたのは、大阪吹田山田店の植田大智さん、吉田諒さん、桑山佳奈さん、高槻吹田DCの大槻京太さんのチーム「Hop Step Cup」。全世界で大量に発生しているプラスチックごみ問題に目を向け、プラスチックの削減を目指すアイデアを提案しました。夢と行動する勇気を持ったチームのアイデアや社会に対するビジョンは、スターバックスのサポートを受け、さまざまな可能性を探りながら、次のステップへと進んでいきます。2020年5月、本プログラムの最終報告を予定しています。

105組のアイデアの中から、パートナーによるオンライン投票や審査を経て、ファイナリスト6組を選出。その後、外部起業家とのメンタリングセッションでアイデアをさらに磨き、プレゼンテーションスキルも学びました。最終セッションの審査員は、スターバックスから、CEOの水口貴文、人事統括オフィサーの荻野博夫、CFOのDave Versteeg、CMOの森井久恵が、外部より、慶應義塾大特別招聘准教授/INNO Lab International共同代表の井上英之さん、株式会社GoodMorning 代表の酒向萌実さん、株式会社manma代表取締役の新居日南恵さん、軒先株式会社代表取締役の西浦明子さんの、8名が務めました。

11月10日の最終セッションでは、各チームはエントリー時に提出した1分間の動画を放映後、プレゼンテーションと質疑応答を行いました。それぞれ情熱を込め、アイデアを披露していきます。青森県の名産、リンゴを守るため、後継者不足の解消を目指すもの、フードロスを無くすための仕組み作り、コミュニティでプラスチック削減に取り組むもの、夕方に寂しく過ごす子供の時間を豊かなものに変える場づくり、環境問題へ参画しやすくするアプリの開発―など、多様なアイデアが飛び出しました。社会を変えたい、日本の明るい未来を作りたい、という思いを自らの言葉で語っていきました。

「Hop Step Cup」は、大量に発生するプラスチックごみ問題に目を向け、エントリー当初は折りたたみタンブラーの導入を提案しました。シリコン製で折りたため、持ち運びやすく、プラスチックカップの削減につながると考えたからです。しかし、商品化が難しいことが判明し、新たなアイデア探しへ。その中で、“透明の紙”と出合い、プラスチックに代わる素材として、方針を転換しました。透明の紙の実現性を探るため、企業に掛け合って実例を聞き、サンプルの取り寄せなどを依頼しました。耐水性や人体への影響、生産コストなどあらゆる問題を調べていきました。当日のステージでも、透明な紙のシートを手に、プレゼンに力を込めえる植田さん。透明の紙カップの実用化に向けて、まずは認知度を高めることが第一だと考え、透明の紙を使ったリユーザブルタンブラーの販売を提案することで、社会に大きなインパクトを与えていきたい、と審査員や聴衆に訴えました。

結果発表で、「Hop Step Cup」のチーム名が呼ばれると、4人のメンバーは抱き合い、喜びを爆発させました。植田さんは「今日、一日本当に楽しかった」と充実感をにじませ、吉田さんは「実現していきたい」と意気込みを語りました。桑山さんは「情熱は伝染するという言葉を実感できた日。ここがスタートです」と涙。大槻さんは「エントリーから今日まで、チームの成長をずっと感じられた。今日、お店を守ってくれたパートナー、これまでご協力頂いた方すべてに感謝したい」と話しました。

最後に、審査委員長を務めた、水口CEOは、「店舗で働きながら、学校で勉強をしながら、チャレンジしてくれてありがとう。日本を、未来を変えたいというリアルな気持ちに気づかされた。みな視点も良く、実現しなくてはいけないアイデアばかりだった。越えなくてはならないハードルはもちろんたくさんあるけれど、世界があっと驚く未来に、一緒にしていこう」と締めくくりました。

本プログラムは、スターバックスが取り組むSocial Impactの柱の一つ、「Youth Leadership」の一環として、今年始まりました。スターバックスで働く全国約4万人のパートナーは、ポジションやタイトルに関係なく、個性や強みを生かして活躍しています。すべての若者たちが輝く機会や場を創出することで、やりがいを持って働ける環境づくりに努めています。夢と行動する勇気を持った若者の起業家精神を養い、自ら考えて動く若者の力を信じ、社会にポジティブな影響を生み出していきます。

エントリーからこの日まで、仕事や勉強をしながら、チームはずっと準備を進めてきました。途中のメンタリングセッションでは、アイデアをブラッシュアップしていく中で、外部起業家の方からアドバイスや鋭い指摘を受け、心が折れそうになったこともあったと思います。それでも、会うたびに成長していく姿を間近で見てきました。ステージ上での堂々とした振る舞い、とても立派でした!「ゴールではなく、ここがスタートライン」。一人ひとりの気づきや行動がみんなの未来を変えていけると、信じています。

スターバックスは、最優秀チームをはじめ、ファイナリスト6組のアイデアや、未来や社会を変えたいというビジョンやパッションをサポートしていきます。さまざまな検証を行い、今後の可能性を探っていきます。

thumbnail for 「借りるカップ」どう広げる?店長が考えるリユースの未来

「借りるカップ」どう広げる?店長が考えるリユースの未来