コーヒーの未来と気候変動 -メキシコ-


こんにちは。スターバックス コーヒースペシャリストの若林茜です。普段は、サポートセンター(本社)でコーヒーの風味確認や社内のコーヒー学習プログラムの開発を行っています。

皆さんはコーヒータイムをどのように過ごしていますか?友人とおしゃべりしながら、朝の準備をしながらちょっと慌ただしく、または、ゆっくりくつろぎながら…。コーヒーとの付き合い方はさまざまですよね。

今日は、いつもより少し深くコーヒーについて知る、そんなコーヒータイムを過ごしてみませんか?

コーヒーがいったいどのような場所でどのような人々やその想いによって作られているか、一緒に想いをはせてみましょう。

コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる、北回帰線と南回帰線の間に挟まれた熱帯・亜熱帯地域の標高の高い場所で栽培されています。青く晴れた空、眩しい太陽、緑緑しいコーヒーの木と美しく赤いチェリーに彩られたコーヒー農園はとっても美しい場所です。

Photo by Joshua Trujillo
Starbucks

ですが、実は近年、コーヒー生産者を悩ませている大きな問題があります。

それは気候変動によるコーヒー栽培への影響です。世界には2500万人がコーヒーで生計を立てていて、その多くが気候変動の影響を受けています。

その「気候変動」の影響について、スターバックスのシアトル本社でコーヒーの商品開発に携わるセルジオ・アルバレズさんの動画を見てみましょう。彼が故郷のメキシコを訪れて目のあたりにした、コーヒー生産地における気候変動の影響について紹介しています。

気候変動による農地の減少や「さび病」と呼ばれるコーヒーの葉につくカビ菌によるコーヒー生産への影響は、とても深刻です。さび病によって生産量の多くを失い、収入源を失ってしまった生産者も多くいます。

私は、初めてこの事実を知ったとき、想像を超える生産地での影響の大きさにとてもショックを受けました。

でも、動画の最後でも話されている通り、私たちは今、少しずつ未来に向かって進み始めています。

今スターバックスがすべきこと、それはC.A.F.E.プラクティスというスターバックスが国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナルと一緒に20年にわたり取り組んできたプログラムを通して、コーヒー生産者とともに気候変動を乗り越え、コーヒーを未来へつないでいくことです。

例えば、さび病に強い品種の苗の提供や、農園の土や水源の効果的な管理、シェードツリーと呼ばれるコーヒーの木に日陰をもたらす木の植林などを通して、力を合わせ、コーヒーの未来への一歩を踏み出しています。時間はかかるかもしれませんが、一人ひとりの力がつながっていくことでコーヒーの未来は変わっていくはずです。

そして12月26日から、メキシコから届いたスターバックス® メキシコ オアハカを皆さんにお届けしています。

レモンやアプリコットを思わせる明るい味わいとやさしい甘みが特徴のコーヒーです。ぜひこのコーヒーを飲みながら、生産地の人たちのことを思い出していただけると嬉しいです。

皆さんに生産地のストーリーとともにおいしいコーヒーを届け、今日、そして明日も楽しみ続けられるように。これからも、コーヒー生産に関わる人々と協力しながら持続可能なコーヒーの未来を築いていきます。