日本上陸25周年を機におさらい。スターバックスにまつわるABC


1971年にシアトルで誕生したスターバックスは、今年2021年で50周年。日本1号店がオープンしてから25周年を迎えました。長い旅路を経て、今やおなじみになった商品やカルチャーの背景には、スターバックスならではのストーリーが。その一部を一緒におさらいしてみましょう。

1号店は50年前にシアトルの市場で誕生

1971年、ワシントン州シアトルの「パイク・プレイス・マーケット」内に1号店がオープンしました。当時の店舗名は、“Starbucks Coffee. Tea and Spices”。コーヒー豆やティーの量り売りからスタートしました。お店は現在も営業しており、世界中からファンやパートナー(従業員)が集う、スターバックスのルーツを知ることのできる場所です。

「スターバックス」の名前に込められた意味

「港町シアトルとなじむ店名を」と考えた3人の創業者たち。その中のひとり、文学好きのジェリー•ボールドウィンが、小説「白鯨」に登場する航海士「スターバック」からインスピレーションを得て名づけたのが「スターバックス」です。航海のロマンスを思い起こさせるこの名前は、古くからの港町になじみ、愛されていきます。

時代とともに移り変わる人魚のブランドロゴ

おなじみのロゴマークに描かれているのは、ギリシャ神話に登場する人魚「サイレン」。
美しい歌声で船乗りを誘惑するという海の精は、時代の変遷に合わせてデザインを変えながら今ではコーヒーの香りで、世界中のお客様を魅了しています。

日本1号店は25年前、銀座にオープン

北米エリア以外で初の店舗として、1996年8月2日にオープンした「スターバックス コーヒー 銀座松屋通り店」。オープン当日は、ハワード・シュルツ(スターバックス前CEO)が角を曲がっても続く列の長さに目を丸くしたとか。ちなみに初めて注文された一杯は「ダブル トール ラテ」。

「こんにちは」から始まるコミュニケーション

パートナーからのあいさつが「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」であることに気づいていましたか? これはお客様からもあいさつを返していただくことで、コミュニケーションが生まれるきっかけになるからです。

エスプレッソをベースとした新しいコーヒー文化

スターバックスが上陸した当時、日本のコーヒー文化は喫茶店で飲むドリップコーヒーが主流でした。一方、抽出したてのエスプレッソを使用した「スターバックス ラテ」や「カフェ モカ」、「キャラメル マキアート」などの新たなビバレッジを提案したスターバックス。コーヒーの世界を広げる新しいスタイルとして、徐々に人々の生活に浸透していきます。

コーヒーを飲まない人からも愛された
「フラペチーノ®」

今ではスターバックスの看板商品となった「フラペチーノ®」。カリフォルニアのあるパートナーの「夏でもお客様の求めるものを提供したい」という強い想いから、1995年に誕生しました。名前の由来は「フラッペ(凍らせた飲みもの)」と「カプチーノ」を合わせた造語から。コーヒーを飲まない人をも魅了するきっかけとなった、今も世界中で愛されるフローズンビバレッジです。

チョークボードやメッセージカップ…
手書きの持つあたたかみを大切に

店内を見渡すと目に入る手書きのチョークボード。実は、これはすべて各店舗のパートナーが、季節や地域性に合わせて描いているもの。カップにそっと添えられるメッセージや、パートナーの名前が書かれたネームプレートなど、店内に手書き文字が目立つのは、そこから感じられるぬくもりやあたたかさを大切にしたいからです。

ブラックエプロンは、豊富な知識と深い情熱を持つ証

グリーンではなく、ブラックのエプロンを身に着けたバリスタたちを見たことがありますか? 彼らは、社内の厳しい試験をクリアし、深い知識と情熱を蓄えたコーヒーのエキスパートです。お近くの店舗で見かけたらぜひ、「今日のおすすめのコーヒーは?」と話しかけてみてくださいね。

17万通りの組み合わせから選べるカスタマイズ

スターバックスでは、あいさつの声がけからドリンクの楽しみ方まで、お客様の体験をお好みに応じて「カスタマイズ」することを大切にしています。ドリンクのカスタマイズは、なんと17万通り。エスプレッソショットの追加にミルクの変更、シロップやソースの追加など…バリスタとの会話を楽しみながら好みの一杯を発見してみては?

サードプレイスが手元に届く、デリバリーサービス

スターバックスの商品を好きな場所へ注文できる宅配サービス「STARBUCKS® DELIVERS(スターバックス® デリバーズ)」。変わりゆくライフスタイルの中で、お客様がどこにいても、店舗と変わらないスターバックス体験にアクセスできるような環境づくりに取り組んでいます。

すべてのスターバックス体験は、
4万人のパートナーから

スターバックスでは、接客のマニュアルは存在しません。全国4万人のパートナーが、4万通りの接客スタイルでお客様をお出迎えします。くつろぎのコーヒータイムや、カスタマイズを楽しむフラペチーノ®、通勤前のクイックなラテ。あなたにぴったりの「スターバックス体験」を、今日も最高の笑顔と共にお届けします。


もっとスターバックスを知って、
豊かなコーヒーライフを

あなたはいくつ知っていましたか? 歴史やサービスなどスターバックスの基本を知ると、お気に入りのビバレッジと楽しむ時間がより豊かになることでしょう。これからもお客様の期待を超える体験を提供するために、スターバックスは進化し続けます。

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現代アートに出合う“共同アトリエ” のような京都BAL店