あなたの地元をデザインで表現! 全国のパートナーと一緒に作る「Been There Series」


日本各地の魅力を個性豊かなデザインで描いた地域限定商品、「Been There Series」が10月13日よりデビュー!

開発背景と前身となる「Japan Geography Series」からのストーリーをご紹介します。

大切にされている地域の文化を取り入れて、想いを込めたマグカップ

世界の都市ごとにオリジナルデザインで限定販売している「Been There Series」は、各国 のスターバックスに訪れた証として集めるお客様が多い人気の商品ですが、今回から日本でも販売されることになりました。目黒川の桜並木や横断歩道を足早に歩くひとたちが描かれたTOKYO、たこ焼きやお好み焼きが描かれたOSAKAをはじめ、地域に縁のあるデザインを施したマグカップは全20エリアあり、その土地でしか購入することができません。一部エリアではボトルなども登場します。

主な制作の過程は、描いてほしいデザインの情報を記入したシートをもとに、アメリカのデザイナーがイラストに起こします。「全世界共通のやり方ですが、実は日本ならではの強いこだわりがあるんです」とカラフルなマグカップを1つ1つ持ち替えながら語ってくれたのは、開発担当の鐘ヶ江 祥子さんです。


そのこだわりとは、“地域の店舗で働いているパートナー(従業員)に、地元ならではの描きたいものを直接インタビューしている”こと。「土地のシンボルや郷土料理はもちろん、細かいニュアンス的なことまで丁寧に聞きました。たとえば『〇〇にワクワクする』という意見があれば、理由を聞いて地域のコンセプトを練ったり、言葉では表しにくい空気感をデザインに落とし込むためにどんなアイコンを入れるか考えたり…。コロナ禍なのでオンライン形式でしたが、画面越しにみなさんから熱い想いが伝わってきたので、大切にされている地域の文化をしっかり形にしたいと強く感じました」(鐘ヶ江さん)

パートナーと一緒に作る日本独自の取り組みは、2016年から店舗に並んでいる「Japan Geography Series」でも行っています。担当の門馬さんが当時のエピソードを教えてくれました。

2005年、地域限定商品を作る際、地元の声をヒアリングしようというアイデアが生まれました。その後、2009年からは直接現地へ行って、コーヒーを囲みながら店舗パートナーからお話を聞くことも(コロナで現在は休止)。通常の商品開発は、サポートセンター(本社)で商品を考えて各店舗で販売する、という流れですが、パートナー自身にアイデアを出してもらったことで「気づいていなかった地元の魅力を再発見して土地に愛着が湧いた」「商品制作のプロセスにしっかり関われるので、自信を持って商品をお客様におすすめできる」といった嬉しい声が届いたといいます。門馬さんは「地元に誇りを持ってお客様に魅力を伝えていくという循環は、続けていかなければならないと思いました。私たちにとっても、店舗パートナーとつながる貴重な機会になりました」と気づきを話してくれました。

歴代のTOKYOマグとタンブラー

47都道府県のオリジナル商品を国内のデザイナーが手がけた「Japan Geography Series」 。「“人”をコンセプトに、方言など地元の方だけが分かるようなアイコンを入れて、『あっ、これ面白い!』と喜ばれる瞬間が見たかった」と門馬さんは笑います。


地元の想いを本国のデザイナーが形にする「Been There Series」


「Been There Series」を作る上で難しかったことや楽しんでもらいたいポイントはなんでしょうか?

「アメリカにいるデザイナーさんが知らない日本のモチーフを伝えるために、参考資料をたくさん送り、丁寧に説明して理解してもらうのが大変でした。その甲斐あってか、各地域ならではの特徴と海外から見た日本のイメージが融合した、スターバックスらしい温かみのある“味”が出たと思います。あと、全てのマグカップにスターバックスのペーパーカップが描かれているんです。お客様との出会いの場である店舗は、私たちが最も大切にしているところ。その象徴としてペーパーカップを入れたかったんです。どこにあるのか、ぜひ探して楽しんでみてください!」(鐘ヶ江さん)

「マグカップはスタッキングができるので、旅先で集めてお家に飾るのもおすすめです。お気に入りのマグでコーヒーを飲みながら思い出を振り返ってほしいです」(門馬さん)


地域のパートナーがデザインに込めた想いとは

さまざまな想いが込められた同シリーズ。実際にアイデアを出した参加パートナーたちにも話を聞きました。

KYOTO

マグのデザインにも入っているちまきを持っている浜崎さんと深澤さん

浜崎ディストリクトマネージャー(地区担当マネージャー)

京都は三方を山に囲まれていて、寺院の周りには緑が生い茂っているので、グリーンのイメージを提案しました。「鴨川の河岸に座る人々」など、観光名所だけではない京都の日常が垣間見えるのがポイントです!

KYOTO ボトルとマグ

深澤ディストリクトマネージャー

京都の伝統や建物をデザインに入れるにあたり、地域のみなさんと直接お話してご相談する機会を大切にしました。地元のアイコンたちを本当に大切にしているんだと実感して、このユニークなアイテムが世界中に知られてほしいと思いながら携わりました。特に気に入っているモチーフは、多くのお宅や商店で厄除けとして飾られている「ちまき」です。

KUMAMOTO

マグデザインのモチーフを持っている熊本のパートナーたち
KUMAMOTOマグ

熊本シャワー通り店 花坂さん

熊本限定の商品は「Been There Series」で初めて登場しました。生まれも育ちも熊本で勤務歴19年の私にとって念願だったので、制作に携わることができてとても嬉しいです。「クマ」などの代表的な動物をはじめ、「タイピーエン」や「辛子蓮根」など、地元の皆様に愛されるアイコンを散りばめ、誰かに教えたくなるようなわくわくしたデザインにしました。

Been There Seriesを持つ鐘ヶ江さんと門馬さん

全国20エリアのスターバックスでは、まもなく「Japan Geography Series」から「Been There Series」へ入れ替わっていきます。デザインをゆっくり眺めてそれぞれの地元に想いを馳せながら、特別なコーヒータイムをお過ごしください。

https://product.starbucks.co.jp/been_there_series/lineup/