スターバックスホリデーシーズンの代名詞“Red Cup”にまつわるストーリー


毎年、スターバックスのホリデーシーズンには、世界中のお客様にホリデー仕様の通称“Red Cup”でビバレッジをお届けしているのを、ご存じですか?
年末の風物詩とも表現していただけるようになったスターバックスのRed Cup。毎年デザインは変わりますが、今年で25回目の登場となります。この記事では、今年のRed Cupのご紹介とともに、これまでのデザインの変遷をたどりながら、スターバックスのホリデーシーズンへの想いを皆様にお伝えします。

いよいよ到来、スターバックスのホリデーシーズン

待ちに待ったホリデーシーズンが今年もやって来ました。日本では11月1日から、ジンジャーブレッドラテやチョコレートストロベリー フェスティブモカなど、ホリデーを祝うビバレジやフード、グッズが多数登場しています。このシーズンが、さらに心躍るものになりますように、今年も“Red Cup”で様々なビバレッジをお届けします。

1997年に初登場し、今年で25回目を迎えるRed Cupは、実は毎年デザインが変わっています。その変化を楽しみにしてくださる方も多く、私たちパートナーも、そこからお客様との会話が生まれることを嬉しく思っています。

今年のRed Cupのデザインはこちら

2021年のRed Cupのデザインコンセプトは「ギフト」です。誰かを想ってプレゼントを渡すように、一杯のコーヒーも贈り物のように特別なカップでラッピングし、ホリデーシーズンの素敵な時間を過ごしてほしいという願いを込めました。カップは4種類ともプレゼントの包装紙のようなデザインになっています。

あなたはいくつ覚えていますか? 毎年違うRed Cupのデザイン

Red Cupは世界中のスターバックス共通のデザインで、毎年、ホリデーシーズンにお目見え。年毎にコンセプトとデザインが変わります。これまでの歴史を振り返ってみましょう。

1997年〜1999年

(左・1997年)ヒイラギの葉やうずまき模様にコーヒー豆をちりばめたデザイン。初期のカップは赤色ではなく紫色に近いものでした。
(中・1998年)ワインレッドのフィールドに雪の結晶を配したデザインで、お客様に心あたたまるひと時をお届けしました。 
(右・1999年)今やホリデーシーズンの象徴となった赤色のカップが初登場。黒のラインアートで雪の結晶や靴下など、様々な冬のアイテムを描きました。

2000年〜2002年

(左・2000年)夜空を背景にコーヒーとティーポットで描いた「コーヒータウン」。心あたたまる街並みを表現しました。
(中・2001年)緑と赤のリボンと、歴史を感じるスタンプが描かれた、カップそのものが贈り物のようなデザインです。
(右・2002年)白のラインアートを用いた初めてのRed Cup。このイラストスタイルは2005年と2016年にも再び登場しました。

2003年〜2005年

(左・2003年)揺らめく星と雪の結晶が幻想的に描かれた風景の中、人やコーヒーカップのシルエットが楽しげに踊っています。
(中・2004年)この年のカップに描かれたスターバックスのロゴには、リボンをあしらって。まるでクリスマス時期に家の玄関に飾られるリースのよう。
(右・2005年)白の木版画スタイルのタッチで、ヤドリギと“ONLY HAPPENS ONCE A YEAR”のメッセージ、そしてカップの縁にきらめくクリスマスライトを描きました。

2006年〜2008年

(左・2006年)切り絵のように描かれた人々のシルエットがホリデーシーンの中で楽しげに集っています。
(中・2007年)Red Cupの10周年を祝い、雪景色の中でギフトを分かち合うデザイン。「ぬくもりをつなごう」という想いを表現しています。
(右・2008年)トナカイと白いハトのいる月明りに照らされた森を描いたもの。その背景にはあたたかそうなニット模様を配しました。

2009年〜2011年

(左・2009年)「喜び」「希望」「愛」「平和」などのメッセージが刻まれたペーパーオーナメントをエバーグリーンに飾りつけしたようなデザイン。
(中・2010年)よりモダンな雰囲気のデザインに。新しいホリデーキャラクターが、赤や白、グレーの色彩の中で雪の結晶をつかまえようとしています。
(右・2011年)少年と犬が丘をそりで滑り降りるなど、人々が思い思いのホリデーシーズンを楽しむ様子が描かれています。

2012年〜2014年

(左・2012年)ネイビーとゴールドを用いた力強いアクセントのデザインで、ホリデーのキャラクターたちがクローズアップされて登場しました。
(中・2013年)濃いガーネットレッドとゴールドのタッチで描いたコーヒーチェリー、コーヒーの花、そして伝統的なホリデー装飾品が主役のカップです。
(右・2014年)力強い色づかいと幻想的なタッチが印象的なこの年のホリデーシーズンのテーマは「輝きあれ」でした。

2015年〜2016年

(左・2015年)上部の鮮やかで(ポップな赤色から下部の深いクランベリー色へと絶妙に変化する、濃淡2種類のカラートーンが特徴。
(右・2016年)赤の背景に白の手描きで創作した13種類のデザインカップを、世界6ヵ国で導入しました。

2017年

2種類登場しましたが、ひとつは白のカップを初採用。リボン、プレゼントの山、クリスマスツリーなどでホリデーシーズンの高まる感情を表現しました。塗り絵をして楽しむ方も。

2018年

左から、コーヒーチェリーがアクセントになっているフローラ、エレガントな炎を表現したエスプレッソハウンドトゥース、グリーンのダイヤモンドと星が輝くスターガイル、フィンと呼ばれるコーヒー袋の背面の縫い目からヒントを得たストライプの4種。複数のデザインを採用したのは初めてです。

2019年〜2020年

(左・2019年)50以上の試作を経てたどりついたデザイン。水玉が遊び心を持って描かれています。
(右・2020年)この年のカップに込めた想いは、人々が喜びのメッセンジャーとしてカップを持ち歩くこと。ブランドカラーであるグリーンと、少し明るい赤を取り入れ、ポップな印象に。 ホリデーシーズンの楽しさを表現しています。

Red Cupのストーリーを知ってより豊かなホリデーシーズンを

Red Cupは年ごとに趣向を凝らしたデザインをあしらっています。単なる赤いカップと捉えず、デザインに込められたメッセージやストーリーに思いを馳せながらコーヒーを楽しめば、ホリデーシーズンのワクワク感がさらに高まるはず。私たちからのささやかな「ギフト」をお楽しみください。


※本記事でご紹介したカップは、日本ではご提供していないものも含みます。


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[What is…?] 日本のごみの現状と課題:ごみを考える、ということ。