チョークアートに込めた情熱。「GAHAKU」10期生の活動が始まりました


スターバックスのチョークアートの名手「GAHAKU(画伯)」がこれからの1年間の活動をスタートするキックオフセッションが、10月3日に開催されました。セッションには、社内選考に応募した208人の中から選ばれた17人の新GAHAKUが集結!お互いに交流しながら、即興でチョークアートの制作などを行いました。

スイスイと描いていくGAHAKUたち。1枚のオファリングボードの制作時間はなんと約15分

GAHAKUとは、店内のオファリングボード(商品をおすすめするチョークアート)の見本を制作し、描き方を指導する人のこと。2段階の選考を経て、今年は全国17エリアのパートナー(従業員)の中から各1人(計17人)が選ばれました。このGAHAKU制度は、「パートナーの情熱や才能を発掘し、活躍できる場を提供したい」という想いから、2013年にスタートし、今年度で10周年を迎えました。

GAHAKU社内選考の様子

GAHAKU制度の開始当初から応募し続け、今回10回目の挑戦でついに選出された山崎さん(北海道・北東北エリア)。「絵を描くことでお店の良いところを紹介できるうえに、自分を表現することもできる。そうした絵を、みんなに見てもらいたいという想いがあって、GAHAKU制度にチャレンジしてきました」と応募の動機を語ります。

「ドリンクやフードをおいしそうに描くと、お客さまもボードを見て『おいしそう!』と反応してくれます。写真に撮ってくださる方もいますし、レジでの会話や購入のキッカケになることもあります。

小さい頃から絵やイラストを描くことが好きで、今日は全国から集まった、描くのが大好きな人たちと一緒に描くことができて、すごく楽しかったです。バリスタとしてアルバイトしながら、GAHAKUのようなさまざまなチャンスに挑戦できる環境があることで、情熱を持って仕事に取り組めています。」

山崎さんが制作したチョークアート(写真右)

北関東・新潟エリアの井田さんは、GAHAKUについて「『聴覚に障がいのある私も実力を発揮できる』『自分らしさ』『誰かの役に立ちたい』ができる仕事」と話します。

「店舗のコミュニティボード(地域の魅力や社会に向けたメッセージやイラストを描くボード)に手話の絵を描いていたら、一緒に働く仲間たちがその絵を見て、手話を学びたいと言ってくれました。手話を教える機会が増えて、もっと仲間たちとの繋がりが深まったなとうれしく思いました。」

井田さんが描いた手話を紹介するコミュニティボード

「絵を見たり描いたりする楽しさを知ってほしいからだけではなく、絵を描くときに迷ったり悩んだりする全国のパートナーたちの発想豊かに楽しく絵を描くお手伝いを全力でしていきたいです」と、GAHAKU応募の動機を語りました。

「今日オファリングボードを制作しているときは、緊張して手が震えました。GAHAKUは全国から17人しか選ばれないという中で、私がまさか選ばれるとは思わなかったので、今回ここに来られて、うれしさを感じると共に緊張感も感じています。人生で忘れられない体験になりました」と笑顔を見せました。

3年前の入社面接時に「スターバックスであのボードを描いてみたい!」と希望し、毎プロモーションごとにオファリングボードを制作してきた兒玉さん(東九州・中国エリア)。

チョークアートの制作では、“写実感”を大事にしているそう。「お客さまに『本物の商品と違うんだけど』と言われないように気を付けています。」

「自分の愛情が詰まった作品たちを褒めていただけるのはもちろん、お店でオファリングボードからたくさんのつながりが生まれていることも、とってもうれしく思います。カスタマーボイス(お客様アンケート)で、『毎回楽しみにしています。まさに芸術作品!』とお褒めの言葉を頂いたことも。

私がいない間のお客様の反応も、『こんな素敵なつながりがあったよ!』と一緒に働く仲間たちがたくさん教えてくれるんですよ」と、オファリングボード制作の醍醐味を語りました。

兒玉さんが制作したチョークアート(写真左)

正社員やアルバイトなど、働き方や経歴もさまざまなGAHAKUたち。これから1年間、彼女らの温かみのある手描きの技術や、この取り組みに対する熱意が全国のパートナーへ伝わり、各店のチョークアートを彩っていきます。

皆さんのお近くのスターバックスに飾られたチョークアートも、その店舗のパートナーが一つひとつに情熱と想いを込めて描いたものです。店舗に立ち寄った際は、ぜひ背景にある想いを想像しながら、その個性溢れるタッチや色使いをお楽しみください。

thumbnail for さまざまな挑戦を続ける多様な女性パートナー(従業員)たちの物語

さまざまな挑戦を続ける多様な女性パートナー(従業員)たちの物語