使い捨てカップを減らそう。「お客様とのコネクト」から生まれた、ミドリのプラネット


スターバックスでは、サステナブルな未来への取り組みとして、2022年6月1日から7月31日までの2カ月間、『Mug &Tumbler Challenge』を実施しました。使い捨てカップの代わりに、店内マグカップ・グラスを使っていただくか、マイタンブラーを持参いただくことで、チャレンジ数に応じて様々な特典がもらえるサステナブルアクション。おかげさまで819,715回のチャレンジが行われました。

この取り組みに、スターバックス コーヒー シャポー船橋南館店でも多くのお客様がアクションに参加してくださいました。同店では独自に、「プラネットポジティブリーダー」というお客様やパートナー(従業員)と一緒に地球環境課題への取り組みを推進する役割を設けています。その役割を担う柴田さんは「パートナーとお客様と一緒に参加した結果です」と語ります。

皆さん、どのような気持ちで今回のアクションに参加いただいたのでしょうか。シャポー船橋南館店でお話を聞いてきました。

チャレンジ回数149回の常連のお客さま

まだオープンして間もない午前8時頃。早朝にもかかわらず、近隣にお住まいの方や出勤前のお客さまで店内は賑わい、「おはようございます。これから出勤ですか?」なんて、会話が聞こえてきます。

約2年前からシャポー船橋南館店に通っていただいているという橋塲(はしば)さんは「パートナーさんとも話しやすい。ウェルカムな雰囲気がありますよね」と語ります。橋塲さんと柴田さんは毎日のように顔を合わせ、昔からの友人のように話をする間柄。

「気づいたらよく話すようになっていましたね。以前、2日くらいお店に来れない時があって。その後にお店で会ったら柴田さんから『心配してたんですよ、安心しました』なんて言われたときがありました。たった2日なんですけどね。僕が毎日来ていたからなんでしょうけど(笑)」(橋塲さん)

Mug &Tumbler Challengeでは、スターバックス公式アプリにチャレンジした回数がカウントされていく仕組みになっています。橋塲さんにアプリを見せていただくと、なんと149回(アクション終了の5日前時点)。

橋塲さんのアプリには「149」の記録が

キャンペーンに参加いただいた理由について、橋塲さんは次のように語ります。

「パートナーさんから今回のチャレンジのことをおしえてもらって面白そうだからやってみるか、という感じでした。『どれくらい貯まりましたか?』とパートナーさんから聞かれたりもするので、会話のきっかけにもなっていましたね」(橋塲さん)

「面白そう」だからという理由で参加いただいたという橋塲さん。アクションの存在がサステナブルな活動につながるだけでなく、普段のスターバックスのご利用をより楽しむことにもつながったようです。

チャレンジの10回目以降、エントリーすると限定のデジタルスターバックスカードがもらえる今回のキャンペーン。橋塲さんのアプリの中には豊かな緑の惑星が描かれたカードが踊っていました。

お客様とのコネクトから生まれた、
チャレンジの一体感

でも、なぜシャポー船橋南館店では多くのお客さまがアクションに参加してくださったのでしょうか。

「特別なことをしたわけではないのですが、お客様には『貯まるといろいろもらえるんですよ』『サステナブルな活動の一環ですよ』とご案内するようにしていました。

そうするとだんだんお客様の方から『マグカップで良いですよ』『アイスコーヒー、マグで』とおっしゃっていただくようなケースが増えていって。

そのうちにお客様同士で『今、チャレンジやってるよ』と言ってくださるようなケースも。なので、パートナーだけでなくお客様も一緒になって、全員でキャンペーンを盛り上げていただいたような感じで」(柴田さん)

柴田さんに限らず、至るところでパートナーとお客さまの会話が聞こえてくる、シャポー船橋南館店。そんなお店の雰囲気があるから、Mug &Tumbler Challengeも多くのお客様にご参加いただけたのかもしれません。柴田さんはパートナー全員が「お客様とのコネクト」を大事にしていると語ります。

アイスコーヒーをマイマグカップに入れてチャレンジする人も多数

「駅の近くなので朝は出勤前のお客様が多いのですが、必ず出勤前にひと声かけて送り出したいね、とパートナー間で話しています。『今日は暑いですね』とお声がけしたり、橋塲さんのような常連で来てくださっているお客様には『おはよう』とか、家にいるような感じでお話させていただくこともあります。皆さんがリラックスできるように、というのは常に考えていますね」(柴田さん)

パートナーとお客様のつながりから、少しずつ広がっていったMug&Tumbler Challenge。その積み重ねがサステナブルな未来につながっていることを感じる瞬間がありました。

「皆さんにご協力いただいたおかげで、店舗から出るゴミの量も減ってきているんです。ゴミ捨てに行く回数が減って、昼間は1回だけで良くなったり。ゴミが減ったことで私たちも本当に助かっていますし、後は目には見えないけれど、きっと、CO2の削減にも貢献していると思うんです。皆さんのご協力があってこそなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」(柴田さん)

今回のMug&Tumbler Challengeでは、皆さまのアクションのおかげで、多くの使い捨てカップの廃棄削減につながりました。そして、今回のアクションをきっかけに日頃から店内マグ・グラス、マイタンブラーなどをご利用したいという、お客様の声も届いています。

今後もスターバックスでは、「Reuse & Respect ~サステナブルな未来のために、私たちにできること~」というメッセージのもと、お客様と一緒にリユースアクションに取り組んでいきます。

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地域に溶け込むスターバックスの店舗づくり。東急歌舞伎町タワー店ができ上がるまで。