ORIGIN Series Honduras編


皆さんこんにちは!都内の店舗でストアマネージャーをしております、陶久(すえひさ)と申します。

今回は、ホンジュラスという国について、私の経験も含めてお話したいと思います。これを読んでくださった方々が、少しでもホンジュラスという国に興味を持ち、コーヒーを飲む時に思いを馳せていただけると嬉しいです!

私は、スターバックスに入社する前、2年間ボランティアとして中米ホンジュラスに赴き、当時は美術を専門として、赴任先の市民センターで美術や日本の文化を教えていました。まさか自分がコーヒーに携わることになるなんて。たまたま任国となったホンジュラスでの体験が、私をこの世界に導いてくれました。

自然豊かな中米の国「ホンジュラス」

ホンジュラスは、中央アメリカ中部にある共和国制国家で、西はグアテマラ、南西はエルサルバドル、南東はニカラグアと国境を接しています。面積は日本の約3分の1で、公用語はスペイン語。国土の8割が山岳地帯。主要産業は、主にコーヒー、バナナ、パーム油などの農林水産業で、コーヒー生産量は世界第6位を誇ります!山々は美しく、カリブ海に浮かぶ島では美しいビーチとガリフナ音楽が楽しめ、色彩豊かな織物や工芸品に出会えます。西部のコパンではマヤ文明に触れることもできます。

ホンジュラスのコーヒー栽培

ホンジュラスの主要な生産地域には、ラ・パス、コパン、コマヤグア、エル・パライソ、サンタ・バルバラなどがあります。標高が高く肥沃な土壌に恵まれており、 シェードツリーを植えて自然の動植物を守りながら大切に栽培されています。シェードツリーには、バナナ、アボカド、レモン、オレンジなどの木を使用することが多いようです。採れた果実は家庭料理で使われていましたし、バナナはマチェタと呼ばれる大きな刀で切り落としたままの姿で軒下にある風景をよく目にしました。

ホンジュラスは1821年にスペインから独立し、その頃にはコーヒー栽培が始まっていたのではないかと考えられています。しかし、どのように伝わったかまだ明らかになっていません。現在では、IHCAFEというホンジュラス国立コーヒー協会が中心となり、サステナブルなコーヒー栽培を推進しながら、小規模農園への融資、生産技術の教育や管理、品質管理や取引に至るまで支援しています。

コーヒー生産地としてポテンシャルを持っていながらも、インフラ不足によってブレンド用の商業用コーヒーの輸出に留まり評価も低い状態が続いていましたが、2000年頃から国内のインフラが整い飛躍的にコーヒー生産が伸びていきました。現在では、高品質なコーヒー豆の生産国として注目を集めるようになっています。

ホンジュラス流コーヒーの楽しみ方

私が住んでいた街は、標高が高くコーヒー栽培にとっては好条件である日照量や昼夜の気温差を肌で感じながら生活していました。中央公園では、定期的にコーヒーフェスが開催されており、そこで現地のコーヒー豆を買って淹れて飲むのが楽しみでした。

ホンジュラス国内ではどのようにコーヒーが飲まれているかというと、高品質のコーヒーは輸出してしまうため、一般的な家庭では安価なコーヒーにたっぷりの砂糖を入れて飲むスタイルが多かったです。甘いコーヒーに甘いパンを浸して食べるのが好まれていました。市場で味わった。大きな布のコーヒーフィルターを豪快に鍋に付け込んで抽出したコーヒーはとっても甘くて味も見た目も衝撃的でした!

旅するようにコーヒーを味わう

ホンジュラスでの2年間で異文化を学べたこと、周りの人々の温かさに助けられたことで、自分自身を大きく成長させることができました。帰国した後も彼らに何か恩返しができないか?と考えるようになり、スターバックスのバリスタになることを決めました。

一杯のコーヒーがただのコーヒーではなく、生産国の人々の笑顔や風景を思い描き、旅するように、わくわくしながら味わえるストーリーをお伝えし、最後の一滴までおいしく飲んでいただけるよう細部までこだわってコーヒーを提供し続けたいと思います。そうすることが、ホンジュラスだけでなくコーヒー生産国の人々の暮らしをより良くにすることにつながると信じているからです。

12月26日にはホンジュラス産のコーヒー、「スターバックス® ホンジュラス マルカラ」が発売されます。やわらかなシトラス感とライトな口あたりが特徴のコーヒーです。

皆さんもぜひ、コーヒー生産国に想いを馳せながらゆっくりとコーヒーを楽しんでみてください。その一杯に何倍もの価値が生まれ、豊かな気持ちになれると思います。私たちバリスタは、そんな楽しみ方ができるよう、いつでもお手伝したいと考えています。

では、最後にスペイン語で¡Buen Provecho! (ブエン プロべチョ)「ゆっくり召し上がれ!」

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