経済的困難な子ども・若者を応援するハミングバード プログラム。「体験」と「居場所」の提供をスタート!


スターバックスは、未来をつくる若者や子どもたちが自分らしく夢や未来を描き挑戦し続けられるように、機会や活躍の場の提供を目指しています。経済的に困難な若者・子どもたちの教育を支援する「ハミングバード プログラム」もその取り組みのひとつです。毎年お客様にご協力いただいている寄付に加えて、スターバックスのパートナー(従業員)がハミングバード プログラムの支援対象の子どもたちにキッズバリスタ体験を提供する取り組みが始まりました。

フラペチーノのデコレーションや工作に挑戦

9月下旬、都内のスターバックスの店舗を、4人の子どもたちとその保護者が来店しました。ハミングバード プログラムの寄付先である公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンとの取り組みで、チャンス・フォー・チルドレンが日頃サポートしている子どもたちがキッズバリスタ体験に挑戦します。

最初のアクティビティは、紙芝居。慣れない場所と知らない人に、初めのうちは硬い表情の子どもたちでしたが、以前は声優を目指していたという亀山さんをはじめとしたパートナーたちの声の演技に、ぐっと引き込まれたのがわかりました。その後はコーヒーを抽出した後の豆かすを使った脱臭剤の工作や、ホイップクリームやソースを使ったフラペチーノのデコレーションに挑戦。グリーンのエプロンを着けて、真剣な眼差しで、ホイップクリームを大盛りにしている子どもたちの姿に、見守る保護者の方々の顔もほころびます。

帰る前には「あのお姉ちゃんにお礼を言いたい!」という子どもたちが、パートナーと一緒に写真を撮る姿も。約1時間ほどの時間でしたが、子どもたちとパートナーの間にしっかりとしたつながりと信頼感が育まれているのが感じられました。

亀山さん、小平さん、藤井さん、津田さんの4人のチームで準備から開催まで取り組みました

3人に1人が「学校外の体験が何もない」。経済困窮家庭の現状

キッズバリスタ体験は、全国のスターバックスの店舗で開催されている地域活動のひとつですが、今回はチャンス・フォー・チルドレンの子どもの「体験格差」解消を目指す取り組みに賛同した試みです。

スポーツや音楽、文化活動、キャンプや旅行などの学校外の体験の機会は、必ずしも進学に直結したり、命を守る衣食住に当たるものではありません。しかし、このような体験を通した出会いや経験がいかに自分の人生を心豊かなものにしてきたかと振り返ったとき、その大切さに共感してくださる方も多いのではないでしょうか。私たちは体験を通じて、夢中になること、挑戦する勇気や意欲、見守ってくれる大人や居場所の存在を得てきました。

チャンス・フォー・チルドレンの調査によると、家庭が子どもの体験活動に使う支出は、世帯年収によって2.7倍もの差があります。また、年収300万未満の家庭の小学生の約3人に1人が、直近1年間で学校外の体験が何もない、と答えたそうです。子ども本人や家族の力ではどうにもできない理由で、子どもたちが「やってみたい」という想いを諦め、成長し人とつながる機会を失っています。

今回このキッズバリスタ体験を開催した店舗のストアマネージャー(店長)の津田さんは、チームのメンバーに子どもたちと寄り添うこと、そして自分たちがこの取り組みを楽しもうという気持ちを共有しました。

「経済的な理由で、学校外の子どもたちの体験に格差が生まれていることを、この活動に携わるまで全然知らず、驚きました。チャンス・フォー・チルドレンさんが学習塾などの進学支援だけでなく、体験の提供に取り組んでいると伺って、若者や子どもを応援するスターバックスとして役に立てることがあれば積極的に参加したいなと」

NPOと連携し、教育や体験の格差の解消に取り組む

子どもたちの体験格差に取り組むプロジェクトを担当されているチャンス・フォー・チルドレンの入安さんにお話を伺いました。

「参加したお子さんの保護者の方が、貴重な体験をさせてもらえて喜んでいらっしゃいました。物価高騰やコロナ禍の影響を受けて、学校外の体験活動を続けられている子どもと、体験できない子どもの格差がますます広がっているように感じます」

「近所にあるスターバックスのお兄さん、お姉さんが、自分たちのことを気にしてくれていると感じられることは、子どもたちや保護者の皆さんにとって大きな安心材料になります。今回の取り組みで、自分たちとつながっているコミュニティがそこにあって、地域のみんなでお互いを支えあっている、ということが伝えられたのではと思います」

2012年に東日本大震災遺児の教育を応援する寄付プログラムとして始まったハミングバード プログラム。2020年からその支援対象を全国の経済的困難な子どもたちに広げ、今、寄付に加えて体験と居場所の提供へとその活動を進化させています。スターバックスでは、今後もチャンス・フォー・チルドレンと連携し、未来をつくる若者や子どもたちの教育や体験の格差の解消に取り組んでいきます。

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