ママ・パパがほっと一息つける地域の居場所を作りたい(神奈川県・綱島) 


この春、住み慣れた地域を離れて新生活を始めた方も少なくないと思います。スターバックスでは、各店舗が主体となって地域のつながりを作るための活動「コミュニティ コネクション」を展開しています。 

2020年3月にオープンした、東急東横線・綱島駅に直結する「スターバックス コーヒー エトモ綱島店」は、コロナ禍が落ち着いてから、コミュニティ コネクションを積極的に開催。 

中でもすぐに予約枠が埋まってしまう『ママ・パパのためのCafe Time』は、パートナー(従業員)の奥平さんが、コロナ禍の出産で孤独を感じた自身の経験から「子どもがいるお客様同士のつながりを作りたい」という想いで、企画・運営しています。どんなつながりが生まれているのか。同じ年に出産をした常連のお客様の牟田さんも交えて、話を聞きました。 

ママたちがくつろぐ時間とつながるきっかけを 

金曜日の朝10時。エトモ綱島店の2階奥のソファ席を中心に『ママ・パパのためのCafe Time』が始まりました。2023年3月にスタートして以来、8回目の開催となります。 

今回の参加者は生後4ヶ月から1歳のお子さんがいるママ・パパ。みなさんお店を入ってすぐにあるコミュニティボードの案内を見て申し込んだそう。まずは奥平さんがお子さん向けに絵本を読み聞かせます。この絵本もコミュニティボードで呼びかけ、お客様にお譲りいただいたものだとか。 

『ママ・パパのためのCafe Time』の企画をしたパートナーの奥平さん 

読み聞かせのあと、ママたちは好きなドリンクを片手に、直近の悩みやオススメのおもちゃに遊び場……お喋りに花を咲かせます。お子さんは奥平さんとサブファシリテーターのパートナーが抱っこしています。 

「この場ではママたちに少しでもほっと一息ついてほしくて。私自身もそうだったのですが、子どもが0〜1歳の頃は、ママが孤独を感じることが多いと思います。ささいな悩みを共有したり、地域で顔見知りの人がいるだけで安心できると思うので、そういうきっかけを作りたいと思っています」(奥平さん) 

イベントの終盤、参加者同士で連絡先を交換する姿も見られました。これまでも、ここでの出会いをきっかけに、参加者が主催するヨガ教室に通うようになったり、児童館やスーパーで会った時に言葉を交わしたり、ママ同士の地域での交流が生まれ、つながりの輪が広がっているようです。 

『ママ・パパのためのCafe Time』を開催する店内では、勉強をする学生、パソコンを開いて仕事をする人、お茶をするご夫婦など、お客様のそれぞれの時間が流れています。イベント中、お子さんに座席から微笑みかけてくださる方の姿も。 

「この店舗は客席が2階にあるのでベビーカーを使う方にとって、少し敷居が高いと思うんです。だからこそ、イベントを開催することで子連れでも来てくださいね、というメッセージを発信できたらいいなと。事前にお店のコミュニティボードで告知をしていることもあり、開催回数を重ねるうちに、ほかのお客様もお子さんと一緒に来ることを歓迎する雰囲気を感じてくれているように思います」(奥平さん) 

「子連れで来ていいよ」と言ってくれる貴重な居場所 

常連の牟田さんと娘さん(左)、パートナーの奥平さん(右)

エトモ綱島店のイベントに参加するのが5回目だという牟田さんも、以前は子連れで入店することにためらいがあったと言います。 

「3人目を妊娠中なんですが、つわりが終わった頃に新商品のフラペチーノを飲んで、こんなに美味しかったんだって涙が出てきて。以来、自分へのご褒美として、テイクアウトして鶴見川でよくフラペチーノを飲んでいます。ベビーカーも1階で預かりますよって声をかけてくれて、子連れでも店内でゆっくりしていいんだってハードルが下がりました」(牟田さん) 

4歳の長男と参加した親子限定のコーヒーセミナーを皮切りに、親子向けのイベント案内を見つけては参加するように。 

「イベントの告知が行われているコミュニティボードを見るのがいつも楽しみなんです。普段は子連れで来てもいいよって言われる場所が本当に少ないので、どこにいてもひやひやしながら『すみません』って謝ってばかり。スターバックスは、イベントを通じて子連れで来てもいいよって伝えてくれて、居場所をつくってくれる。ありがたいです」(牟田さん) 

教員として働く牟田さんは、同じ年の子を持つ母として奥平さんのスターバックスで働く姿にも刺激を受けているそう。 

「子育てをしながら積極的にイベントを企画して、本当にすごいなって。息子もスターバックスの前を通ると、奥平さんいるかな?って探すんですよ。想いを持って個性を活かして働かれている姿を見ると、私もまた働きたいという気持ちが湧くんです。そういう瞬間に“社会”とのつながりを感じます」(牟田さん) 

出産と育児に孤独を感じた、あの頃の自分がほしかったから 

奥平さんがエトモ綱島店で働き始めたのは、コロナ禍での出産を経た2022年1月のこと。子どもが2歳になり、社会に出て働きたいと思った時に、一番に浮かんだのがスターバックスでした。 

「妊娠中、里帰り先のスターバックスでパートナーさんがくれた言葉が忘れられなくて。帝王切開での出産が怖くて怖くて、レジでそんなことを漏らしたら『私も帝王切開でした。生まれてくる子どもに出会うための手術。世界一幸せな手術なんですよ』と言ってくれて、泣きました。わずかな時間だったけど、かけがえのない時間で。私もこういう時間を作れる人になりたいなって思ったんです」(奥平さん) 

妊娠中・子育て中のママたちの孤独や不安を和らげるような時間を作りたい。奥平さんはそんな想いから、『ママ・パパのためのCafe Time』をはじめ親子向けのイベントを企画しました。スタートした当初は手探りで運営していたものの、回を重ねるに連れてリピーターさんもでき、今ではキャンセル待ちが出るほどのイベントに。 

「告知期間を伸ばしたり、レジで直接お声がけしたり、試行錯誤を重ねてきました。ありがたいことに、参加者の方がリピートしてくれたり、お友だちを誘って輪を広げてくれたりして、今に至ります」(奥平さん) 

イベント後のアンケートには嬉しい声が並びます。「こんな場がほしかった」「こんなイベントをまた開催してほしい」 

「『久しぶりに大人と話してゆっくりできました』という声をいただくこともあって。ママ・パパのためのCafe Timeは、私自身がほしかった場所。だから私にとっての癒しでもあり、働くやりがいなんです。レジでのやりとりを超えて、お客様と関わることができる。喜びの声やご要望を直接聞かせてもらって、こういう場を作れてよかったな、もっと作っていきたいなと思うんです。私自身の働くモチベーションになっています」(奥平さん)

奥平さんは、バトンをつなぐように、一緒に働くパートナーとともに作る新しい企画にも胸を踊らせています。 

「今後は、英語が得意な学生パートナーと親子向けに英語に触れるイベントを開きたいなって思っています。私だけではアイデアが凝り固まってしまうので、ほかのパートナーの得意なことや好きなことを活かして、一緒に地域とのつながりを育んでいきたいですね」(奥平さん)

お客様同士が交流できる、地域に根ざした店舗へ 

ストアマネージャー(店長)の平岩さんは、奥平さんが中心になって開催する親子向けのイベントの地域への波及効果を感じています。 

(右)ストアマネージャーの平岩さん 

「親御さん、お子さん向けのイベントを頻繁に開催することで、周知され、お客様からイベントのご提案をいただくこともあるんです。つい先日も、地元の歯医者さんと一緒にイベントを開いたり、子ども園さんからのお問い合わせがきっかけで、二日間にわたって総勢28名の園児さんのバリスタ体験を実施したり。開店当初から、お客様同士が交流できる、地域に根ざした店舗にしたいという目標を掲げてきました。これからもパートナーとお客様とともに地域でできることを考え続けたいです」(平岩さん) 

エトモ綱島店では、コミュニティ コネクションを通じて、パートナーとお客様、お客様同士のゆるやかな交流が生まれています。 

「春を迎え、新しい地域で生活が始まる方もいるかと思います。小さいお子さんと一緒だとハードルを感じてしまうかもしれませんが、ママもパパもお子さんも、スターバックスにくつろぎに来てもらえたら嬉しいです」(奥平さん) 

スターバックスの多くの店舗ではキッズチェアもご用意しています。一杯のコーヒーから、あらゆる人の居場所と、地域のつながりを育んでいく。そのために、パートナー一人ひとりができることを重ねています。期待と不安が混ざり合う新しい季節。あなたの街のスターバックスでお待ちしています。 

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思い出に残る1杯を。Group eGiftに込められたスターバックスの願いとは