ロースタリー 東京が5周年。アニバーサリーアートに想いを込めて
スターバックス リザーブ ロースタリー® 東京(以下、ロースタリー 東京)が、東京・中目黒の目黒川沿いに誕生したのは、2019年2月28日のこと。以来、飲み、香り、聴き、触れ、見る、5感で楽しむコーヒーのエクスペリエンスをお届けしてきました。そして今年、5周年を迎えます。このアニバーサリーを皆様とともにお祝いするため、ロースタリー 東京では、特別なアニバーサリーアートを制作しました。そこに込められたストーリーをお届けします。
ロースタリー 東京の物語が編み込まれた特別なサイレン
未来へ歌声を届けるように空へと手を伸ばし、「5」をかたどったポージングのサイレン。こちらが、5周年のアニバーサリーアートです。
サイレンの中をよく見てください。ロースタリー 東京にまつわるさまざまなモチーフが織り込まれていることに気付きませんか? ロースタリー 東京の建物の庇、コーヒー豆の焙煎機、目黒川に舞う桜の花びら、コーヒーチェリー、星…そしてラテアートを思わせるサイレンの尾…。
手掛けたのは、シアトルを拠点に活躍するアーティスト・太田翔伍さんです。作品の中に様々なモチーフを描く作風が特徴で、「これまでかかわってきた人や物を落とし込むのが僕の作品のスタイル。友人の顔とかね(笑)」と、太田さん。今回のアートにもロースタリー 東京やスターバックスにまつわるモチーフをたくさん落とし込んでくださいました。サイレンが棲む海を感じさせるブルーのグラデーションは、太田さんの出身地・岐阜県郡上市に伝わる天然藍からインスピレーションを得ています。
「最初から“5”の形にしたいというのは自分のなかで決まっていて、アイコニックなものにしたいと思っていました。5周年、目黒川、隈研吾さんの設計…といろいろな要素をわかりやすくひとつのものに取り入れることがチャレンジでしたね」と語ります。制作にあたって、ロースタリー 東京やスターバックスにまつわる多くのインタビュー動画などにも目を通し、ここをつくり、ここで働く人たちの想いを吸収していったと言います。
実は太田さんとスターバックスとの縁は深く、始まりは2012年に手掛けた米スターバックスのポスターから。以来、米スターバックスのカップ、店舗の壁や窓などをデザイン。もちろん日本でも、ハミングバード プログラムのカードやカップ、「銀座松屋通り店」の壁画などを手がけていただいています。スターバックスの印象を「パートナー(従業員)の方たちがスターバックスのことが大好きで、温かな人が多いですよね。こんな会社、ほかにない」と笑顔で教えてくれました。
スターバックスにまつわる動物たちもアートに
アニバーサリーアートのストーリーには続きがあります。それがこちらです。サイレンに加え、動物たちの姿も。
コーヒー豆の三大生産地からラテンアメリカのケツアール、アフリカのアフリカゾウ、アジア・インドネシアのスマトラタイガー。そして、スターバックスの名前の由来となった小説「白鯨」から鯨と、日本の国魚の鯉の姿も。天の川のように流れる星やコーヒー豆は、目黒川をイメージ。約50年前に始まったスターバックスの航海が、コーヒー生産地の情熱をのせてロースタリー 東京にたどり着くまでの旅物語を表現しています
「これらがみな集まり、いっしょに盛り上げていきましょうという気持ちを込めています」
サイレンを含むこれらのアートは、5周年記念アイテムとしてボトル、マグカップ、サコッシュ、プレートのほか、コーヒー豆のテイスティングノートとして最適な「コーヒーパスポート」などにデザインされる予定ですので、楽しみにしてください。
アニバーサリーアートのドレスコードでお待ちしています
そしてもうひとつ、スペシャルなイベントがありました。ロースタリー 東京のパートナーたちが、太田さんと一緒にアニバーサリーアートをシルクスクリーンプリントしたバンダナを制作。バンダナの上に版を置き、その上に直接インクをのせ、長いヘラをゆっくりと、均等に力がかかるように二人がかりで手前に引いていくと刷り上がります。郡上八幡はシルクスクリーンの発祥地でもあり、イベントには太田さんの地元のお仲間もサポートしてくださいました。
3日間で約150人が参加して、アートにまつわるストーリーを太田さんから受け取りました。ロースタリー 東京はフロアごとに、コーヒーを楽しむ「メインバー」、ティーを体験する「TEAVANA™ (以下、ティバーナ™)」、コーヒーカクテルが体験できる「ARRIVIAMO™ BAR(以下、アリビアーモ™ バー)」やご自宅で楽しむコーヒー豆を選べる「コーヒースクープバー」があるほか、イタリアンベーカリー「PRINCI®(プリンチ®)」、コーヒー豆の管理や焙煎など、さまざまな部門で働くパートナーがいます。アートを見て、5周年という重みにオープン当時を振り返ったり、自らの仕事にまつわるモチーフに歓喜したりと、それぞれがこのサイレンを通して思いを馳せていました。
つながりの深い太田さんが手がけてくれたことを、「『パートナー』と呼んで一緒に歩む仲間を大切にするスターバックスらしくて、うれしい」と、プリンチⓇの香田さん。アリビアーモ™ バーの山本さんは「コーヒーだけでなく、ティーも、お酒もある、ここでしかできない体験をより多くの方に届けたい」と、決意を新たに。抹茶を求める海外からのお客様が多いというティバーナ™の穂積さんは、「このアートを見て、海外の方も日本の方も、いらっしゃる方がみんな同じ気持ちになれたらいいな」と願っていました。
ここで制作したバンダナは、5周年を迎える2月28日(水)から、アニバーサリー期間のドレスコードとして、パートナーが身に着けます。バンダナとともにこれまでのストーリーを胸に刻み、そしてこの先も好奇心や探求心を刺激するコーヒー ワンダーランドとして、航海を続けていきます。