放送作家・鈴木おさむさんと絵本を制作!『君だってサンタクロースかもしれない』を書き下ろした理由


スターバックスが2022年より開始した、ホリデーシーズンの寄付プログラム「Be a Santa Donation Program」。これは認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを通じ、ホリデー期間中、ビバレッジの売上の一部をスターバックスのフードなどをセットにしたホリデーギフトとして地域のこども食堂の子どもたちへ寄付するというもの。

この取り組みにご自身も子どもの支援をされている放送作家の鈴木 おさむさんが共感。書き下ろしてくださった、スターバックスと鈴木さんが初めてコラボレーションした絵本「君だってサンタクロースかもしれない」を2023年11月15日(水)にリリースします。

鈴木さんがこの絵本に込めた想いをうかがいます。

子どもたち笑顔になってほしい、その考えが引き受ける決め手に

スターバックスが「Be a Santa Donation Program」の絵本制作をオファーした際、「嬉しい反面、責任も感じました」と話す鈴木さん。

「オファーを受けた時点で、2024年3月に放送作家と脚本業を廃やめることを決めていました。仕事は絶対いいものを作らなきゃいけないんですが、最後の絵本になるとわかっていたので、今回は特にいいものを作らければ、と最初は頭を抱えました。

ただ、せっかくお声がけいただきましたし、何より『Be a Santa Donation Program』は素晴らしい取り組みじゃないですか。なかなか笑顔になれない子どもたちっているように思いますし、単純に力になりたい。不安もありつつ、絶対にいいものを作ってやろうと決意しました。」

込めた想いは「笑顔を届けるサンタなら、誰でもなれる」ということ

「君だってサンタクロースかもしれない」は主人公の笑太(しょうた)という男の子が、周囲を笑顔にするストーリーです。これは鈴木さんとスターバックスが打ち合わせを重ねる中で生まれた発想だそう。

「笑太が誰かを笑顔にしていく話にしよう、まず一番身近な両親を笑顔にするという枠組みを考えました。次に湧いたのが、サンタクロースを求めているのは子どもだけじゃないという想い。僕だってサンタに会ってみたいし、親だっておじいちゃんだっておばあちゃんだってきっとそう。そこで笑顔を贈るサンタクロースというアイデアが浮かびました。気持ち次第で誰だってサンタにだってなれるんだって。そういう気持ちを込めました。」

この方法なら自分でもしそう! 鈴木さんが真剣に悩んだ笑顔にする方法

笑顔というコンセプトは単純だからこそ、様々な広がり方ができます。だからこそ悩んだと鈴木さんは振り返ります。

「どういう方法で笑顔にさせるか。そこまでは決めず、書き始めました。これは僕がアニメーション映画で脚本を担当した経験が生きています。主人公たちと対立する敵はとにかく強くしてほしいとオファーをもらい、めちゃくちゃ強いキャラクターにしたんです。制作陣からそのキャラクターは好評でしたが、あまりに強い設定だったので『さあ、この敵、どうやって倒しますか?』となったことがあって。脚本を進めながら、今度はその敵を倒す方法を真剣に考えました。あらかじめ倒す方法を決めてから書くと、きっと予定調和になっておもしろい話にはならなかったと思うんです。

そこから笑太がどうやって両親を笑顔にするのか、数日間真剣に考えました。そこが今回の制作で一番苦労したかな。ただこの絵本の笑顔にする方法は自分でもしそうな行動だし、誰でも真似できるかなと思っています。」

鈴木さんの想いのこもった絵本「君だってサンタクロースかもしれない」は2023年11月15日(水)より、スターバックス各店舗で閲覧できるほか、オンラインでも公開します。ホリデーシーズンにぴったりの絵本、読めば温かい気持ちになるはずです。

デジタル絵本:「君だってサンタクロースかもしれない」

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