自分の“好き”を見つける夏のひと時。「Coffee fun PARTY」へようこそ

8月16日に、全国の18店舗で「Coffee fun PARTY」を開催しました。各地で行われたコーヒーアンバサダーカップのエリア予選で選ばれた全国18エリアの代表・エリアコーヒーマスターが参加し、バリスタとともにアイスコーヒーのテイスティングを楽しみながらコーヒーの魅力を再発見するイベントです。今回はその中から、スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)での様子をお届けします。
予約なしでふらりと楽しむ、コーヒーのパーティー

ロースタリー 東京の会場は、店舗横にある木島発券スペース。混雑時には、当日整理券が配布される場所です。予約不要・参加無料で、アイスコーヒーのテイスティングに加え、展示コーナーなど来場者が気軽にコーヒーの魅力に触れる内容が用意されていました。
会場づくりを中心となって企画したのは、ロースタリー 東京 コーヒーアンバサダーの菅原さん。ほかのバリスタたちと共に、3種類のアイスコーヒーや展示ブースを準備して、訪れた人たちを温かく迎えていました。

「ロースタリー 東京は、焙煎工場を併設しているのが特徴なので、ここでしか見られない麻袋や生豆のサンプルを展示しています。コーヒーが木からカップに届くまでのプロセスを知っていただき、自分の “好き”を見つけてもらえるような構成にしました」と菅原さん。ちなみに菅原さんは、「スターバックス グローバル バリスタ チャンピオンシップ 2025」で3位に輝いた、技術も知識も情熱も兼ね備えたコーヒーのプロフェッショナルです。
それでは、菅原さんの案内で、当日のパーティーの様子を少し覗いてみましょう。
知らなかった!に出合える展示とテイスティング
13時ごろにオープンすると、みるみるうちに多くの人たちが来場。パーティーを目当てに訪れた人、ロースタリー 東京の入店までの時間に楽しむ人、偶然通りかかって足を止めた人…。様々な人たちが、会場のあちらこちらでバリスタとの会話を楽しみ、コーヒーの世界に触れていました。

「ロースタリー 東京に来たらぜひ飲んでいただきたいコーヒーで、僕自身も大好きなんです」と菅原さんが差し出したのは、「パレルエイジド コールド ブリュー」です。バーボンウイスキーの樽で熟成された豆を使った水出しコーヒーで、ウイスキーとコーヒーの風味が絶妙に重なります。ウェルカムテイスティングとして最初に振る舞われ、「え、なにこれ」「うわぁ、すごくおいしい!」と驚きの表情を浮かべる方が続出していました。
続いて案内された展示のコーナーでは、スターバックスの自社農園・ハシエンダ アルサシアで栽培されたシングルオリジン「ディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア®」と、ロースタリー 東京らしさを表現したブレンド「東京 ロースタリー マイクロブレンド™」の豆が紹介されていました。

ディカフェの生豆がややグレーがかっている理由を尋ねると、菅原さんはこう教えてくれました。
「生豆は英語でグリーンビーンといって、やや緑がかった色をしています。でもディカフェは、カフェインを除去する工程で色味が変化します。国によってカフェインの除去方法はいろいろありますが、このコーヒーは二酸化炭素抽出法という方法を使用しています。少し専門的なお話になってしまいましたね(笑)」 展示の中にはロースタリー 東京にあるコーヒーの木の豆から育てたコーヒーの苗もありました。今年初めて店舗のパートナー(従業員)たちと試みたところ、見事に発芽したそうです。コーヒーの木や苗、生豆など、普段なかなか触れる機会のないものに直に触れられる、貴重な機会になりました。
自分の“好き”を見つける飲み比べ
そして「ディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア®」と「東京 ロースタリー マイクロブレンド™」の飲み比べのコーナーへ。

「まずはディカフェからどうぞ」と菅原さんに促されて、ひと口。「ディカフェもちゃんとコーヒーなんだな」という驚きとともに、すっきりした味わいが広がります。
「ディカフェは、コーヒーの酸味もローストもきちんと感じられますよね」
続いて、東京 ロースタリー マイクロブレンドをひと口。
「コクのある豆が入っているので、フレーバーがより強く感じられますよね。どちらがお好みでしたか?」

コーヒーは掘り下げるほど奥深い飲み物ですが、この日は“すっきり”と”コク“という異なる味わいを用意し、来場者が自分の好みの味を見つけるきっかけになるよう、工夫されていました。
最後に、アイスコーヒーのおすすめの入れ方についても教えてもらいました。
「今日ご用意したコーヒーはコーヒープレスで入れたものです。しっかりした味わいが好きならプレスがおすすめ。金属のフィルターなので、コーヒーの成分がダイレクトに抽出され、豆本来の豊かな旨味を味わえます。すっきりした味わいが好きなら、ペーパーフィルターを使っていただくと、油分などをろ過してくれるのでよりクリアな味になります。お好みで使い分けたり、同じ豆で味わいの違いを楽しんでみたりするのも面白いですよ」
個性豊かな全国各地のパーティー
Coffee fun PARTYは、店舗ごとに趣向を凝らした内容で開催されました。最後に各エリアのコーヒーマイスターから届いた声をお届けします。
◆宮城エリア「仙台アエル店」
「ケニアとディカフェ_ハウス_ブレンドの飲み比べと、バレンシアやバニラシロップのアレンジを行いました。バレンシアシロップを入れたケニアを飲まれたお客様の笑顔は、まるでアフリカの太陽のようにキラキラしていました。ディカフェを甘くしたものは、お子様の初めてのコーヒー体験となり、普段コーヒーを飲まない方にも喜んでいただけました」(岩坂さん)

◆千葉エリア「流山おおたかの森S・C店」
「アイスコーヒーの飲み比べや、ご自宅でのアイスコーヒーの楽しみ方をお客様と共有する素敵な時間となりました。コーヒー豆の種類や抽出方法による味の違いに気が付き、笑顔で帰って行かれるお客様が印象的でした」(荒川さん)

◆大阪エリア「LINKS UMEDA 地下1階店」
「様々なお客様にスターバックスのCoffeeとPassionを届けました。抽出器具の体験型ブースでは、たくさんのお客様にコーヒーの楽しさや面白さを知っていただけたと思います。コーヒーを囲んで(従業員)とお客様が笑顔でつながったこの時間がとても愛おしかったです」(藤野さん)

◆九州エリア「キャナルシティ博多店」
「県内外の多くのお客様と、普段カウンター越しではできないアイスコーヒーの魅力を共有でき、心あたたまる一期一会のひと時を過ごすことができました。またコーヒーのことで気になることがあればぜひ店舗にお立ち寄りください!」(前原さん)

コーヒーの香りに包まれながら、自分の“好き”に出合う瞬間に立ち会えることを、パートナーたちは心から楽しんだようです。