ティー & カフェから花束を。華やかなアールグレイができました

4月2日(水)に、「スターバックス ティー & カフェ(以下、ティー & カフェ」の定番ティーに、日本とシアトルチームが協力し開発した新しいアールグレイ、「スターバックス® ティバーナ™ アールグレイ ブーケ ディライト」が加わりました。企画から発売までの約2年を振り返り、開発を担当した松元さんは、「いくつもの花束を作るような作業だった」と言います。松元さんと、プロジェクトリーダーの小室さん、このティーをお客様に届けていく「スターバックス ティバーナ™ ストア 銀座マロニエ通り」のアシスタントマネージャー(副店長)の宮崎さん、3人それぞれの想いをご紹介します。

まずは完成した「スターバックス® ティバーナ™ アールグレイ ブーケ ディライト」を飲んでみて、いかがですか?
宮崎:アールグレイといえば“香り”。いい意味で想像していた香りですし、味わってみるともっと包み込まれるような優しい味です。渋さや酸味を感じるのかなと思ったら、すごく飲みやすく、でも香りがしっかり残っていますね。茶葉の状態でも甘い香りがするところに驚きました。

松元:クリーミーな香りはすごく表現にこだわった部分です。きちんとした紅茶の味わいがベースになっていないとアールグレイとしてのスタートラインに立てませんので、高い品質の茶葉を使っています。アールグレイはベルガモットの香りが基礎になるので、その存在感がしっかりあり、高い品質の香りを届けたいという想いがありました。その上で、新しいアールグレイのブーケの世界をどう組み立てていくかというところだったので、感じていただいたフレーバーが表現できているなら、うれしいです。
小室:ティバーナ™はお茶の歴史に敬意を払いつつ、新しい体験を届けることを大切にしています。日本人になじみのあるアールグレイの輪郭を残しながらも、飲んだ時に、ちょっといつもと違うなと感じていただけるように。でも、それが行き過ぎてもいけないし、いつもと同じでもいけない。そのツイスト感をすごく意識しましたね。

松元:開発では、3つのことを大事にしているんです。1つ目はクオリティ。きちんとした素材を、高いクオリティでブレンドする。2つ目はイノベーション。今までにないものを作り、ブランドの価値を高めていく。3つ目はエクスペリエンス。単純にものを提供するだけではなく、お客様に楽しんでいただくこと。お湯の中で茶葉が開いていく様子、お店の環境、そういったものを大事にしようねというのは、シアトルメンバーとも話しています。
どのような経緯で開発に至ったのですか?
宮崎:スターバックス のシーズナルドリンクとして2023年に販売した「アールグレイ ブーケ ティー ラテ」がとても人気でした。名前の一部が一緒なのは、何か接点があるのでしょうか。
小室:実は、開発の経緯は毎年ホリデーシーズンに販売する「ジョイフルメドレー」からつながっています。ジョイフルメドレーは口コミで年々認知が広がり、今では多くの方に愛されるティーになりました。その理由を、ハーブやフルーツをふんだんに使ったティーが多いティバーナ™の中で、ちゃんと紅茶の味がしながらも華やかさを感じる、そのバランスがちょうどよいからだという仮説を立てたんです。そこで“日本のお客様に愛されているアールグレイをアレンジしたブーケ”というコンセプトでアールグレイ ブーケ ティー ラテを開発しました。終売後もお客様からもう一度飲みたいというお声をたくさんいただいたので、それを次に生かし、ドリンクではなく茶葉で届けたいと思ったんです。

宮崎:ジョイフルメドレーから始まっているんですね、長すぎてすごい…。前のアールグレイ ブーケとベースは同じですか?
小室:ブーケというコンセプトは同じで、アールグレイの周りにお花を束ねて、違う色の花束をつくりました。“ディライト”という、より華やかで明るい印象のティーです。
松元:以前のアールグレイ ブーケ ティーラテで使用したティーは、ラテを作る時に最適な味わいになるように開発されています。今回は、ストレートでも、ホットでもアイスでも、ミルクを入れてもおいしく飲んでいただける、間口の広い“茶葉”という存在を作らなければいけませんでした。アールグレイらしいベルガモットの存在や、お花の中にも重複している要素はあり、前回のドリンクがお好きだった方の期待にもお応えできると思います。
香りや味はどう作り込んでいくのですか?
松元:そこは、苦労したポイントです。茶葉は何もないところから作ります。文化も言葉も違うシアトルのメンバーと、イメージのすり合わせをして共通のゴールを設定しました。試作品のやりとりを何回も繰り返し、原材料の素材を実際に送ったことも。我々の思っている“飲んだ後に残るクリームの香り”は生クリームのような香りだったのですが、シアトルから届いたのはクリームソーダのような香りだったんです(笑)。本当に花束を作るような作業を何回も何回も繰り返し、最終的にはお互いの表現をしたいものを理解し合えてこの形になりました。

宮崎:どれくらいの花の種類が入っているんですか。
松元:ラベンダー、ローズヒップ、カモミール、ハイビスカス、ヤグルマギクの5種類です。花そのものではないですが、ジャスミンティーも入っています。
小室:そもそも紅茶は、3種類ブレンドしています。

松元:この3種類は、存在感はあるんですけど、お花の香りのバランスの邪魔をしない、でも香りのなかでお茶の上質さもきちんと表現できる、出すぎず、引っ込みすぎずのバランスですね。
小室:もちろん茶葉としての開発がメインですが、お客様はティー ラテで飲まれる方も多いです。ストレートでおいしいものとミルクと合わせておいしいものとは同じようで若干違うところもあるので、ストレートでもラテでも必ず試飲します。3種類の紅茶をブレンドしているからこそ、ストレートでもティーラテでもおいしい茶葉になりました。

宮崎:ミルクが加わると、すごくまろやかで、でも紅茶の味がしっかりある。クリーム感が、ティーラテになるとすごく際立ちますね!
小室:酸味があるお花とミルクを合わせるとケンカしそうですが、ちゃんとクリーム感のベースがあるから、ミルクとなじむんですよね。
お客様には、このティーをどのように楽しんでほしいですか?

小室:日常使いしていただきたいと思っています。スターバックス ラテのように、いつもこれが飲みたくなる、みなさんが戻ってくるような存在になってくれたらうれしいです。
松元:飲み方としては、個人的にはアイスで飲むのがとても好きです。紅茶が持っているボディ感や、ベルガモットのシャープな酸味・香りがピシッと伝わる。でもあとから、このティーの持っているフローラル感やクリーミーな香りがふわっと広がります。
宮崎:実は僕もいただいたときに、“冷めてもおいしい”というのを強く感じていたんです。温かく入れてからゆっくり飲んで、時間が立って常温に戻ってきても、クリーミーな香りも感じられておいしくて。くつろげる空間を提供することもティー & カフェのコンセプトの一つですが、まさにぴったりのティーだと感じました。
松元:入れたてと時間がたってから印象が変わっていく、その時間経過のプロセスそのものを楽しむっていうのが、すごくティバーナ™らしいエクスペリエンスですよね。ぜひ、みなさまにも色々な飲み方でこの「スターバックス® ティバーナ™ アールグレイ ブーケ ディライト」を楽しんでいただきたいです。