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「なでしこカフェ」がつなぐ、スターバックスと市のやさしい連携

2025年08月25日
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    • 6 min read
    • 2025年08月25日

    地域の人と人が出会い、気軽に会話を楽しめる場所として、ららぽーと湘南平塚店が始めた取り組みが「なでしこカフェ」です。 なでしこカフェは、スターバックスと平塚市、高齢者よろず相談センターが協力し、普段なかなか人と話す機会がない方や、地域でのつながりを探している方の交流の場所としてスタートしました。

    きっかけは、ストアマネージャーと市役所職員の何気ない会話から

    木曜日の11時。この日のなでしこカフェは、涼しげなアイスコーヒーのテイスティングとコーヒークイズから始まりました。「グレープフルーツのような風味って?」「コーヒー豆はいくつ入ってる?」といった問いかけから、コーヒーを片手に自然と会話が広がっていきます。

    スタートのきっかけは、日常的な会話から生まれたそうです。市役所職員が休日にふらっと立ち寄ったららぽーと湘南平塚店で、ストアマネージャー(店長)の内海さんと交わした何気ない会話。「市役所でもコーヒーセミナーをやってほしい」というひとことから、話は弾み、そこに参加していた高齢福祉課や青少年課の職員も加わって、連携が生まれました。

    「市役所職員の方々が、フットワークが軽く、何ができるか一緒に考えてくださったのが大きかったです」と語る内海さん。

    2025年3月、最初の「なでしこカフェ」が開催されました。名前の由来は、平塚市の花「なでしこ」。市を象徴する花であり、たくさん咲く様子が“人のつながり”を思わせることから、「ひとりで来ても、ひとりじゃない場所」という想いが込められています。

    「たまたま誕生日」で迎えた、5回目の参加

    この日、訪れていたのは、5回目の参加となる原田さん。きっかけは、平塚市高齢者よろず相談センターの紹介でした。

    「たまたま、今日が私の誕生日で。参加した方からお祝いの言葉をいただいて、人生初の経験ばかりでした」と、サプライズに驚いたそう。プレゼントを受け取ったり、コーヒーを楽しんだり。

    「まるで娘や孫と過ごすような感じで、本当にうれしかったです。まさか自分がこんなに祝ってもらえるとは思いませんでした」と、感慨深そうな笑顔を見せてくれました。

    「周りはみんな初対面の方ばかりだったのに、すぐに打ち解けられて。皆さん、話しやすいんですよね。ここに来るようになって、少しずつですが、人と会うことが楽しみになってきました。月に一度のこの時間が、日々のなかでの“ちょっとしたごほうび”なんです」(原田さん)

    毎回少しずつ顔ぶれが変わるこのカフェでは、「こんにちは」が自然な会話のきっかけに。常連さんと再会することもあれば、新しい出会いが生まれることも。そんな一期一会の交流が、この場ならではの魅力です。

    「独居」や「つながりの希薄化」にどう向き合うか

    今、平塚市には65歳以上の高齢者が約7万4千人。また年齢を問わず、独居世帯が増加しているという現実があると平塚市職員 福祉部長の田中さんは教えてくれました。

    「家族が遠方にいたり、近くにいても一人の時間が多い方は、若い世代にもいます。年齢に関係なく、つながりが感じられる場所が必要だと思いました」(田中さん)

    なでしこカフェが地域の集いの場となっているその理由のひとつは、「場所」にあるといいます。

    「公民館の講座って、申し込みが必要だったり事前の予定が決まっていたりして、ちょっと構えちゃうんですよね。でもスターバックスみたいな場所なら、もっと気軽にふらっと来られる。そんな柔らかさがあるなと感じています」(田中さん)

    実際、地域活動に慣れていない人ほど、行政が主催する講座やイベントには、参加へのハードルを感じる人も少なくないそう。でも、いつものコーヒーを飲むついでに誰かと自然に会話が始まる、そんな場所があるだけで、敷居はぐっと下がるのかもしれません。

    「誰かを想って動く」パートナー(従業員)の姿勢が支えに

    「行政だけでは届きにくい人々に私たちが寄り添うことで、地域に新たな選択肢を生み出せるのでは?」そんな想いから、内海さんはこの活動に力を入れているそうです。

    実は、その根底には家族の体験も。内海さんの祖母は、和歌山で一人暮らしをしていたそうです。時代とともに地域も人も移り変わり、住み慣れた地域の中で居場所が減ると、少しずつ会話をする機会も減っていきました。そして数年後、体調を崩して倒れてしまったことがあったといいます。

    「そのときに、やっぱり誰かと話す場所が近くにあるって、すごく大事なんだと思いました。離れて暮らす家族がいても、“話す相手”が日常にいることって、安心につながるんですよね」

    そう語る内海さんは、「うみちゃんに会いに来たよ」と声をかけられるたび、この場所が誰かにとっての“居場所”になっていることを実感しているそうです。

    平塚のスターバックスから、全国へ

    こうした取り組みは、すでに他店舗にも広がりを見せています。

    平塚田村店では、なでしこカフェの考え方をもとに認知症カフェがスタート。市役所職員と連携し、2025年6月から定期的に開催されるようになりました。地域との新たなつながりも、少しずつ芽生えはじめています。

    また、ららぽーと湘南平塚店の有志のパートナーたちは、認知症サポーターの講習にも参加。その動機は、「もっと地域のことを知りたい」「人にやさしく寄り添いたい」といった、まっすぐな気持ちから来ているようです。接客や会話の場面では、安心感を持って対応できるよう準備を進めてきました。カフェという身近な空間を通じて、認知症への理解も自然と深まりつつあります。

    「やってみたい」という声があがる姿勢に、人に寄り添う文化が根づいていることを感じたと言う内海さん。

    福祉部長の田中さんも「“サードプレイス”って、家庭でも職場でもない場所って言われますよね。誰でもふらっと立ち寄れて、ほっとできる場所が地域にあること自体、とても貴重だと感じています」と話してくれました。

    これからも、誰かの“居場所”として

    今後については、「高齢者がきっかけではありますけれど、若い人たちにも集ってもらえるような場になれたらいいな」という展望も。

    「仲間を作り、変化をもたらし、誰かの1日を幸せにする」このスターバックスの大切にする価値観を、内海さん自身も大切にしています。

    「パートナーは、この言葉に共感して働いている人が多いんです。だから、こうした活動にも自然と前向きになれるんですよね」と、パートナー一丸となって取り組む雰囲気を語ってくれました。

    「“ひとりで来ても、ひとりじゃない”と思える場所を、少しずつ増やしていきたい」

    そんな想いが込められた「なでしこカフェ」は、今月も平塚の地で、訪れる人をあたたかく迎えています。

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