【タンブラーチャレンジ#1】平井 大さん×タンブラー部 “推し”から始まるマイタンブラー

真夏のような日が降り注いだ6月1日、千葉県・稲毛海浜公園で開催された音楽フェスのブースに、スターバックスのタンブラー部が参加しました。これは、タンブラーをより多くの方に利用していただくための実証的な取り組み「スターバックス タンブラー チャレンジ」のひとつです。この記事を通して、タンブラーの利用率向上のための「次の一歩」をみなさん一緒に考えてみませんか。
タンブラー部、音楽フェスへ!

2023年の夏に始動した「タンブラー部」。タンブラーやボトルなどのマイタンブラーを楽しく利用し、廃棄物削減を目指す参加型プロジェクトです。この活動をもっともっと広げていきたい――そう願っていますが、店内で利用するマグやグラスとは違い、マイタンブラーはお客様にご持参いただく必要があります。
「どんなきっかけがあったら、タンブラーを広く使っていただけるだろう?」
そんな問いから生まれたアイデアのひとつが、「自分の“推し”にすすめられたら?」という発想でした。
好きなアーティストなどが「マイタンブラーを使おう」と呼び掛けたら、賛同してくれる方が増えるかもしれない――そんな想いからミュージシャンの平井 大さんに協力いただき、『HIRAIDAI presents THE BEACH TRIP』大阪・沖縄・千葉の3会場・5公演にて協業させていただくことになりました。

平井さんはスターバックスのホリデーソングとして定着した「Starbucks, Me and You」や「Love & Happiness (Let’s Be a Santa)」を手掛けた、縁の深いアーティスト。また、フェスではマイタンブラーに無料で給水できる「WATER REFILLING STATION」や、ごみを分別する「ECO STATION」の設置など、取り組みに共鳴する想いがあることも大きなポイントでした。
ビーチに面した会場には、たくさんの飲食や物販のブースが並び、その一角にスターバックスも出店。マイタンブラーご持参の方には、無料でスターバックス ヴィア® コーヒーエッセンス アイスコーヒーを提供し、特製ステッカー”STARBUCKS x THE BEACH TRIP original sticker”もプレゼントするというのが今回の試みです。
千葉県内のパートナー(従業員)が中心となってブースを準備しているなか、オープン前から大勢の人たちが、スターバックスのタンブラー、平井さんのグッズのボトル、普段使っている水筒…と、お気に入りのタンブラーを手に並んでくださいました。

パートナーたちも平井さんのグッズのウエスタンハット型のヘッドバンドを身に着けるなどして、来場したファンのみなさんとフェスの雰囲気を楽しみながら、アイスコーヒーを提供。14時ごろにはコーヒーが足りなくなってしまい、近隣の店舗を回るなどして手配するほど、ブースは大盛況になりました。
平井さんの呼びかけにファンが反応!

会場に駆けつけた平井さんのファンの方々にお話を伺うと、みなさん、フェスのホームページや平井さんのSNSをチェックしていて、今回のスターバックスの参加を事前に知っていたと教えてくれました。会場でいただいた感想の一部をご紹介します。
平井さんが愛用しているブランドのタンブラーを手にしていたのは、いろはさんファミリーです。
「普段は水筒として使っていて、スターバックスでは利用していないんです。でも、平井さんがこのイベントのホームページで紹介していて、初めてのサービスだったので使ってみようと思いました」

普段からマイタンブラーを使っているという水野さんと石川さんは、バリ旅行で購入したスターバックスのタンブラーや平井さんのグッズのボトルを持参。
「平井さんのファンクラブアプリでコーヒーの配布を知りました。ステッカーも欲しかったんです」と、嬉しそうに記念写真を撮影していました。

『HIRAIDAI presents THE BEACH TRIP』では、全5公演で5,067杯分のアイスコーヒーを提供。平井さんご本人がブースを訪ねてくださった日もありました。青空の下で開催されたフェスだからこそ、タンブラーの保冷機能も大活躍し、みなさん、アイスコーヒーを手に、ビーチで平井さんの音楽を楽しんでくださったようです。

マイタンブラーを“使う”から“続ける”へ
この日のようすを見て、「イベントとしては成果がありました」と語るのは、タンブラー部部長の高橋さん。
「イベントでは紙カップやプラスチックカップで飲み物を購入するのが当たり前だったけれど、“自分のタンブラーを持って行って飲むとおいしいね!”と思ってもらえたらうれしいですね。今日は暑かったですし、氷もしっかり入れていたので、保冷機能の良さも実感していただけたのではないでしょうか」

一方で、日常の中でタンブラーの利用を続けてもらうことには、難しさも感じています。
「タンブラー部発足から2年間、“タンブラーを楽しく使いましょう”と呼びかけを続けてきましたが、利用率は横ばいのままです」
というのも、マイタンブラーを持参してドリンクを購入すると22円の値引きがありますが、値引きが55円になる毎月10日の「タンブラーDAY」には利用者が増え、値引きが終わると離れてしまうお客様がいる側面があるからです。
「そのため、割引以外のきっかけでタンブラーを使ってもらう方法を、ゼロから考え直しているんです。今回の施策は、そのひとつです」
今までにない試みを実施したタンブラー部。
3年目となる2025年は「実証実験のフェーズとして振り切った施策に取り組みたいと思っています。局所的に様々な施策を実施し、今後の展開のヒントにしたいと考えています」と高橋さん。タンブラー部が目指すのは「お客様がタンブラーを使うことが、当たり前になること」。そのために、これからもみなさんと一緒にチャレンジを続けていきます。