ポケモンとパートナーが育む信頼。一乗さんが描く成長の旅路
9月30日(水)にスタートする、スターバックスとポケットモンスターのコラボレーション。「Connection Over The Coffee Adventures ポケモンと一緒に、未知のコーヒーの可能性をめぐる冒険の旅へ」をテーマに、コラボドリンクやコラボアイテムが登場して、皆さんをコーヒージャーニーへと誘います。
ポケモンたちのイラストは、今回のためにイラストレーターの一乗ひかるさんが書き下ろしていただいたもの。ポケモンにスターバックスのエッセンスが加わり、このコラボらしいオリジナリティがあふれています。このイラストに込めた思いとは?一乗さんに伺いました。
子どもの頃から当たり前にそこにある存在
キャンペーンに当たり、12通りのイラストを描いた一乗さん。この日初めて、イラストを使ったグッズを目の当たりにし、「かわいいですね」とうれしそうに笑います。
小学生の頃に第一作となるゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』が発売、アニメ放送もスタートし、まさに世代のど真ん中だったそう。だからこそ今回の作品を担当することは感慨深かったと語ります。

「低学年の頃は友だちと自由帳にたくさんポケモンの絵を描いていた記憶があります。世代を超えて愛されてきた作品はほかにもありますが、それと同じように、小さなころから当たり前のようにそばにある存在です。
受験を機にいったん離れた時期もありましたが、大人になってまたゲームやグッズに親しむようになりました。ポケモンって、これまで1000種類以上発見されていて、そのほぼ全種類のポケモンたちのグッズやぬいぐるみがあるんです。どのポケモンにも必ずいるファンのためにそうしているってことを知って、ますます好きになりました」
スターバックスとの縁も深い。シーズナルキャンペーンのイラストを過去に2度担当。また、コアなスターバックスユーザーでもあります。
「多い時は週に5回ほどお店に行くことがあります。パートナー(従業員)さんはテキパキと仕事されていますが、それだけでないスターバックス特有の温かさを感じるんです」
そんな“身近な2つの好きな企業”のコラボレーションに、最初は驚きとプレッシャーを感じたそうです。 「ポケモン自体にファンがたくさんいらっしゃるので、いろいろな意見があると思うので、私の作風が受け入れてもらえるかなと言う不安もありました。でも、その不安よりやりたい気持ちの方が強かったです」
価値観が響き合うコラボに、一乗さんが加わる必然
個性豊かなポケモンが登場し、違いを受け入れ、絆を育み成長する世界。人と人とのつながりやコミュニティ、多様性を大切にしてきた私たちスターバックス。その価値観は、一乗さんとの作風とも重なります。
一乗さんは、あえて顔を描かない作風で知られ、今回も同様の手法で表現しています。

「ポケモンの表情のかわいらしさが好きな方もたくさんいらっしゃると思うので、顔を描いた方がいいのかと迷う瞬間もありました。
でも、かわいい・かわいくないという価値観にとらわれたくないという想いから、これまで人物の顔を描かずに制作してきました。絵の中のかわいい人と自分を見比べてしまうような状況を生みたくない、そんな気持ちがずっと根底にあります。それぞれの個性を大事にしてほしいという想いを込めています」
顔を描かないことで、見る人が自分の感情や体験を重ねられる余白が生まれます。躍動感のある構図やポップな色使い、ストーリーが、見る人それぞれに固有の感情や表情を立ち上げてくれます。
ポケモンとパートナーが信頼を深めるストーリー
制作にあたり、一乗さんにはストーリーと、ポケモンとコーヒーそれぞれの特性を共有し、その中から自身の感性でシーンを構築していただきました。
5人のバリスタがポケモンと出会い、それぞれがコーヒーを極め、5組それぞれが大会に出場し、が優勝を目指すストーリー。パートナーとポケモンが力を合わせて成長していく過程で、エスプレッソマシーンに電気を送り込むピカチュウ、農園でコーヒーの木を育てるフシギダネ、カスタマイズするイーブイなどが描かれています。一乗さんは「信頼関係ができていく過程を描きました」と語ります。


「ポケモンとバリスタの関係性を持たせたくて、ピカチュウの尻尾と合わせてバリスタの髪型をギザギザにしたり、イーブイのふわふわ感のある髪型にしたり、ゼニガメの甲羅の色と肌の色を合わせたり。夫婦が似ていくように、共鳴したから似てくるようなイメージです」細部にはモンスターボールやきのみなど、ファンが探したくなるポケモン愛が散りばめられています。
緑の円が象徴する共創の瞬間
お気に入りだというのが、緑色の円を背景に、バリスタと5種類のポケモンが集合したイラストです。

「実はこの緑色、最初は違う色だったんです。でも打ち合わせの中で、円を緑色にするとスターバックスらしくていいかもというお話が出て、確かに!と思って変更したんです。
個人の作品制作では自分の中の引き出しからしか出てこないことが多いけれど、クライアントワークはいろいろな人と打ち合わせをしながら進めていきます。そうすると、気づかなかったことに気づいたり、修正することでの良さがある。それがほかの作品にも良い影響を与えてくれるという連鎖もあるので、いろいろな人とつくるクライアントワークは楽しいです」
色の選択ひとつにも、スターバックスらしさと一乗さんの感性が重なり合う共創の瞬間がある。まるでポケモンと歩む冒険のように、スターバックスのパートナーたちとの挑戦の中で新たな発見や成長を楽しみ、共に歩むことで生まれた今回のイラスト。店内装飾はもちろん、タンブラーやマグカップ、ポスターなど様々なグッズにデザインされて登場するので、ぜひ手に取ってみて下さい。