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Ethical Sourcing

日本上陸30周年スマトラの緑豊かな大地から届く情熱のバトン。一杯のコーヒーがつなぐ、生産者と私たちの温かなストーリー

2026年07月21日
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  • 6 min read
  • 2026年07月21日

スターバックス コーヒー ジャパン30周年を彩る特別なコーヒー豆が、インドネシアのスマトラ島から届きました。創業当時からお客様に愛され続けるスパイシーで大地のような力強い味わいが特徴のスマトラ産コーヒー。この一杯は、遠く離れた地で暮らす多くの人々の手と情熱を介して私たちのもとへやってきます。

今回、30周年記念コーヒーの主要なサプライヤーの1つである、スマトラ島唯一の大規模農園「ワハナ エステート」を訪ねました。標高約1200メートルの高原に位置する緑豊かなこの農園では、250世帯の人々が暮らし、笑顔あふれるコミュニティを築いています。オーナーのアンドゥリさんと長年取り引きを続けてきた生産者の皆さんへのインタビューを通じて、一杯のコーヒーの裏側にあるあたたかなつながりと情熱のストーリーをご紹介します。

何もない土地から始まった、品質への終わらない探求

「子どものころ、コーヒーの木の間を飛び跳ねながら遊んでいました。あの場所は、私にとって遊び場だったんです」と、懐かしそうに語るアンドゥリさん。幼いころからコーヒーづくりを身近に感じて育ち、自然とコーヒーの世界へ進んだ彼にとって、コーヒーは人生そのものなのです。

2007年にこの土地に来た当時は、水道も電気もない未開の地でした。ゼロから開発を始めた彼らが第一に目指したのは、「品質の一貫性を確保すること」です。個々の小規模生産者生産者ではなく、新鮮なコーヒーチェリーの段階で買い取り、すべての加工を自社で一括管理する体制を構築。この決断が、今日のワハナ エステートが誇る高い品質の礎となりました。

「コーヒーのおもしろいところは、この学びが一生終わらないということです。新しいことを学び、新しい課題が次々と見えてくる。そうした課題に向かいながら、コーヒーのコミュニティのいろんな人と交流するのが楽しいんです」

生き生きと語るアンドゥリさんの笑顔からは、コーヒーづくりに対する深い愛情と、尽きることのない探求心がまっすぐに伝わってきました。

30周年を祝う、特別な加工法と丁寧な手仕事

通常、スターバックスに届けられるスマトラのコーヒーは、その土地特有の「半水洗式(スマトラ式)」と呼ばれる方法で加工されます。スマトラの豊かな土壌の栄養素、高い標高、独自の気候など、さまざまな条件が重なり合うことで、他の産地では決して真似できない複雑で力強い味わいが生まれます。

しかし、今回お届けする30周年記念コーヒーは、スマトラ産コーヒーでは珍しい「水洗式(ウォッシュド)」と「乾燥式(ナチュラル)」で加工されています。

園内では、30周年記念コーヒーの加工にも使われた、水洗式加工法における発酵プロセスで使用するタンクや、専用ドライヤーを用いる乾燥式など、目的や用途に応じて加工法を細やかに使い分けています。

近年は、雨の増加や日照不足といった気候変動の課題にも直面しています。「天候パターンがここ2年でかなり変わりました」と語るアンドゥリさん。

開花から収穫までの期間が短縮される中、農園では最近になって屋根付きの乾燥場を整備しました。

ともに成長し合う、生産者とスターバックスの絆

ワハナ エステートのもう1つの素晴らしい取り組みは、近隣の規模生産者との連携です。農園では、木の生産性が落ちてきたタイミングで新しい苗木への植え替えを行っていますが、その際は「常に小規模産者への苗木提供を優先する」という姿勢を貫いています。自社の利益よりも地域の生産者との関係性を重んじ、ともに豊かになる道を選んでいるのです。

生産者さんにお話を伺うと、コーヒーがいかに彼らの生活に密着しているかが伝わってきました。

「私もずっと両親の背中を見ながらコーヒーに携わってきました。学校に行けるのも、コーヒー生産者であることのおかげです」 コーヒーは、彼らの生活そのものを支えてきました。 「何年も前、両親がコーヒーを植えたころは『シェードツリー(日陰樹)』という概念はありませんでした。スターバックスと協力するようになって新しい栽培法を使い始め、コーヒーの木を守り、病気や害虫の管理もできるようになりました。これまでなかった剪定などをするようになり、実がたくさん付き、品質が高まることもわかったんです」

スターバックスの農学者からのアドバイスは、生産性の向上だけでなく、生産者さんのモチベーションや誇りにもつながっています。「よい価格でコーヒーを買ってもらえるように品質を維持していきたい」と語る生産者さんの表情には、確かな自信と喜びが満ちていました。

「つなぐこと」への情熱が、海を越えて笑顔を届ける

最後に、30周年記念コーヒーを手にする日本のお客様へ向けたメッセージを伺いました。

「私の情熱は、生産者と消費者、バイヤーなどをつなげることにあります。それによって、すべての人の生活がよくなると思っています。現場と外で起こっていることの両方を見ながら、架け橋になりたいんです」というアンドゥリさん。

そして生産者の皆さんからは、こんな心温まるメッセージもいただきました。

「まずは楽しんでいただきたいです。私たちが作ったコーヒーを、多くの方に買っていただけたらうれしいですね。そして、いつか日本のバリスタやお客様と一緒にコーヒーを楽しめたら最高です」と、海を越えた交流を待ち望む声も聞かれました。

スマトラの豊かな大地で、太陽の光と人々の愛情をたっぷりと浴びて育ったコーヒーチェリー。その一粒一粒には、よりよい未来を信じて挑戦を続ける生産者たちの情熱と、彼らを支える家族の笑顔が詰まっています。

彼らが誇りを持って育て上げたこの特別なコーヒーは、海を渡り、日本のスターバックス店舗で働くパートナーたちの手によって、心を込めてお客様のカップへと注がれます。

スターバックス コーヒー ジャパン30周年の感謝を込めてお届けする至高の一杯。スマトラの情熱のバトンを受け取ったパートナーたちが、皆様のご来店を笑顔でお待ちしています。ぜひ、このコーヒーが紡ぐ温かなストーリーを思い浮かべながら、特別な味わいをお楽しみください。

Farm to Cup 特設ページ

スマトラの「農園の種」から「一杯のカップ」に辿り着くまで、たくさんの情熱と愛情でつながれたコーヒーの旅をご紹介します。

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