スターバックス コーヒー ジャパン 性の多様性に関する取り組みが評価され、「PRIDE指標」最高評価の「ゴールド」受賞および最も優れた事例に選定


スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口貴文)は、この度、任意団体work with Pride(ワーク・ウィズ・プライド)が主催する、企業や団体のLGBTQ+などの性的マイノリティに関する取り組みを評価する日本初の指標『PRIDE指標2021』において、5点満点である「ゴールド」の評価を獲得いたしました。また、当社が若者や教育関係者へ多様性やLGBTQ+について理解を深める出張授業を提供する「レインボー学校プロジェクト」が、特に優れた取り組みであるとの評価を受けベストプラクティスのひとつに選定されましたことをご報告いたします。

■スターバックスの従業員が若者たちとLGBTQ+について考える「レインボー学校プロジェクト」

今回ベストプラクティスとして評価されたのは、スターバックス コーヒー ジャパンが2020年から認定NPO法人ReBit(以下、ReBit)とともに実施している「レインボー学校プロジェクト」です。LGBTQ+の子どもの約7割がいじめを経験※1するなど、学校生活で困難を抱えている一方で、LGBTQ+について学んだことがある中学生はわずか11%※2と報告されています。スターバックスは、若者が多様な性について正しい知識を身に着け、安心して学校に通えるようになることを願って、多様性やLGBTQ+に関する出張授業を提供しています。

※1 出典:いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン(2014)「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013) 結果報告書」
※2 出典:ReBit(2019)「多様な性に関する授業がもたらす教育効果の調査報告」

出張授業では、スターバックスの従業員を含めた複数のLGBTQ+当事者やアライ(LGBTQ+を理解し、支援する人)が、知識だけでなく一人ひとりの経験を語ります。参加した生徒からは、「自分が周りと違うことが嫌でダメなんだと思っていたが自分らしく生きていこうと思えた」、「LGBTQ+への嫌悪感がなくなった」との声が寄せられ、実施校では制服やヘアースタイルなど校則見直しの動きも報告されました。

スターバックスはこのプロジェクトの一環として、多様性をテーマにレインボーをモチーフとした商品を期間限定で販売しています。ご購入いただいた売上の一部をReBitへ寄付し、この出張授業を実施することで、プロジェクトに共感したお客様が支援に参加できる仕組みを実現しています。多くのお客様の賛同により、2020年度には中学校・高等学校3校約1,500名が参加、2021年度は中学・高校・大学19校約5,700名の若者や教育関係者に出張授業を提供する予定です。

※新型コロナウイルス感染拡大等の影響により、授業の実施回数やプロジェクトの活動内容が変更になる可能性があります。

■本プロジェクトを協働実施するNPOの声:認定NPO法人 ReBit 代表理事 藥師 実芳(やくし・みか)さん

スターバックス コーヒー ジャパンのみなさまと2年にわたり取り組んできた本プロジェクトが、この度高い評価をいただき嬉しい限りです。これも、寄付商品をご購入いただいたみなさまのおかげと、心より御礼を申し上げます。今回の受賞が一つのきっかけとなり、LGBTQ+インクルーシブな学校を増やす取り組みが、全国で広がっていくことを願っています。

■誰もが自分らしく輝ける居場所を目指して

スターバックスでは、2つの人事制度を2017年1月に導入しています。
(1)「性別適合手術のための特別休暇」制度
性別適合手術により連続して5労働日以上にわたり就業が困難であると会社が認めたとき、勤続年数に応じた日数の有給休暇が取得できる。2017年、「PRIDE指標」の「人事制度・プログラム」におけるベストプラクティスに選定。
(2)「同性パートナーシップ登録」制度
申請のあった同性カップルに対し登録した同性パートナーを「結婚に相当する関係」「配偶者と同等」とみなし、これにより慶弔見舞等の特別休暇、育児や介護休職、転勤に伴うサポートや支援を実施。2021年10月1日現在16名が登録。

また、インクルージョン&ダイバーシティについての理解を深めるために、従業員を対象に社内勉強会を開催しています。

■スターバックスのインクルージョン&ダイバーシティ - NO FILTER -

スターバックスは、お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化をつくることを大切にしてきました。“多様性”と“人間らしさ”を求めるインクルージョン&ダイバーシティのテーマは、「NO FILTER」。先入観や思い込み、偏見を持たず、人種、年齢、性別、役割や雇用形態、障がいの有無、個人の価値観などの違いを超えてすべての人を温かく迎え入れ、認め合い、そして一人ひとりが自分らしくいられることへの思いを込めています。


オウンドメディア「スターバックス ストーリーズ ジャパン」でさらに詳しくご紹介しています。

*今年も始まりました。スターバックスのバリスタが多様な性について語る「レインボー学校プロジェクト」(11月11日公開)

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/inclusion-diversity-rainbowschool/

*誰もが自分らしく輝ける社会へ。NO FILTERを語り合う社内LGBTQ+勉強会を開催

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/inclusion-diversity-lgbtq-2/


スターバックスはこれからもお客様と共に、フィルターのない誰もが歓迎され心地よく過ごせる居場所づくりと、自分らしく生きられる社会を実現する活動を続けて参ります。