スターバックス パートナー(従業員)からの新年のご挨拶


あけましておめでとうございます。今年最初のSTARBUCKS STORIES JAPANは、日本各地、そしてコーヒー生産地のスターバックスのパートナー(従業員)からの新年のご挨拶をお届けします。北は北海道から、南はコスタリカまで。ラテアート、チョークアート、手話・・・とそれぞれが自分らしい方法で、新たな年に向けた抱負やお客様への想いを語ります。

ラテアート

最初に登場するのは、札幌市内の店舗で働く下出さん。スターバックス社内で開催されたラテアートの完成度や難易度、プレゼンテーションを競う大会「ラテアートチャンピオンシップ」で、350人以上の応募の中から勝ち抜き、日本代表となりました。

スターバックスでの勤務はアルバイトも含めて7年目。「自分自身も楽しめて、お客様にも喜んでいただけるラテアートを勉強し続けようと考えて、コツコツとやってきました。(ラテアートチャンピオンシップの)募集を見た瞬間に、“僕が優勝だ”と思いました」

スターバックスで働くことのいちばんのやりがいは、「お客様もパートナーも、どんどんコーヒーにはまっていく、そういう瞬間です」と語る下出さん。「単純ですけど、自分が好きなものをみんなが好きになってくれたら嬉しい。それでちょっとでも、その人の人生が色づくんだったら嬉しいなと思います」

それでは、新年のメッセージをラテアートで表現してもらいます。

「今年は卯年(うさぎ年)なので、うさぎをモチーフに。下のギザギザはうさぎが草原を走り回っているイメージです。左上にある丸は“うさぎと言えば”と考えて月を描きました」。スイスイと滑らかにかわいらしいうさぎのアートを作っていく様子に、見ていたお客様やパートナーからも歓声が上がりました。

「パートナー、お客様、ビジネス、最高のコーヒー体験が実現できる店舗を作ることが自分のミッションだと思っていて。今はアシスタントストアマネージャー(副店長)として店舗を運営しているんですけど、2023年はストアマネージャー(店長)になりたいです」と今年の抱負を語ってくれた下出さん。

お客様へのメッセージを尋ねると、「もし良ければ、たくさんマグカップを利用していただけたらと。私たちパートナーもお客様と一緒に地球をより良くしていきたいという想いでサステナブルな活動に取り組んでいます」。現在、ラテアートはスターバックス全店でご提供しているものではありませんが、マグカップをご利用いただけると、ラテアートとの出会いの確率が少しアップするかもしれません。

手話

続いては、長野県内の店舗で手話を使って働く清水さんです。

「小さな頃から、サービス業で働くことが夢でした。ろう学校の高等部で、工場や老人ホームなどで職業体験をしてみたものの、周囲とコミュニケーションを取ることが難しく悩んでいました。そんな時に進路指導の先生がスターバックスを紹介してくれて。最初は不安と緊張でドキドキしていたけど、同じように手話を使って働く先輩パートナーの姿を見て、私もその先輩みたいに挑戦したいと思いました」

仕事で得意なのは、「お客様を笑顔で歓迎すること」。お客様がゆっくり過ごしてくださっている様子を見るのが嬉しいそうです。一緒に働くストアマネージャーの曽我さんも、「清水さんはお客様の小さな変化にいちばん早く気づいてくれます。清水さんに会いに来るお客様もいらっしゃるぐらいです」と話します。

そんな清水さんからの、新年のメッセージをご覧ください。

今年の抱負は、「もっと色々な仕事に挑戦すること」。今はフロアチェックや店舗を清潔に保つこと、コーヒーの抽出やその他材料の補充が主な担当ですが、レジに入ったり、コーヒーを勉強してお客様に説明したりといった業務にも挑戦したいと語ってくれました。

店内には「美味しい」「雪」など、使ってみたくなる手話のイラストが飾られていて、聴覚に障がいのあるお客様や、ろう学校の学生さんの来店も増えたといいます。使う言語に関係なく、「安心して過ごせる居心地の良い空間」の提供を目指して、清水さんとパートナーたちの挑戦は続きます。

「おめでとう」の手話(軽く握った手を、ぱっと開きながら上向きに上げます)

コスタリカの自社農園から

続いてのメッセージは、コスタリカ共和国でスターバックスが運営する「ハシエンダ アルサシア農園」で、コーヒー豆をローストするロースターとして働くグエルさんから届きました。ハシエンダ アルサシアは、サステナブルなコーヒーの未来のため、病害虫に耐えうる品種の開発や、高品質で効率良いコーヒーの栽培などの研究に取り組む自社農園です。

実は日本の大ファンというグエルさん。「日本の文化に10代で出会って、人生が救われたし、たくさんの友達と自分の居場所を見つけることができました」と熱く語ってくれました。「日本の言葉は美しいし、食べ物は最高、日本人の色々なことに対する献身的な精神を素晴らしいと思っています。コーヒーのため、パートナーのために日本で働き、時間を過ごすことが夢でありゴールです!」

実は日本のロボットアニメや戦隊ものの歌が好きで、いつも聞きながらローストしているとのこと。日本から見ると地球の反対側に位置し、なかなか訪れる機会も少ないコスタリカですが、日本の歌を聞きながら日々働いているパートナーがいると思うと、少し身近に感じられる気がします。

日本から訪問したパートナーと(後ろがグエルさん)

コーヒーアンバサダーが「ハシエンダ アルサシア」などを巡るオリジンエクスペリエンスに参加した様子はこちら

チョークアート

最後に、渋谷の店舗で働く木幡さんから。全国に17人いるチョークアートの名手、GAHAKU(画伯)のひとりです。

現在、大学でプロダクトデザインを学んでいる木幡さん。新型コロナウイルス感染拡大によるお家時間にコーヒーをいれるようになったことが、スターバックスでアルバイトを始めるきっかけだったと言います。

大学受験のタイミングまで絵を描くことはなかったものの、受験にデッサンが必要になり、初めて絵を勉強し始めました。スターバックス入社時は、GAHAKUという役割があるということさえ知らず、「どんなものか受けてみよう」と挑戦した社内選考で、思いがけず選ばれたそうです。「今は、描いたことがない人でも理解しやすい描き方を意識していて、やりがいを感じています」

それでは、新年のご挨拶をチョークアートで制作してもらいます。

アート制作の感想を尋ねると、「よく描けました!」と安堵した表情で答えてくれました。「新年がきっかけで、新しい気持ちでまた1年頑張ろうと思ってくださったら嬉しいです。2023年もお店でお待ちしております」。木幡さんが書いたチョークボードは1月7日(土)まで渋谷クロスタワー店に飾られています。お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。


スターバックス パートナーからの新年のご挨拶をお届けしました。今年が、皆さまにとって素敵な一年になりますように。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

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スターバックスの「品質基準」: おいしさを保ち続けるための積み重ね