スターバックス皇居外苑 和田倉噴水公園店「グリーナーストア」の日本1号店で体験するサステナビリティ
都心であることを忘れてしまうほど豊かな木々に囲まれ、ダイナミックな噴水の姿に心が癒される皇居外苑 和田倉噴水公園。皇居を走るランナーや自然を求める人が集まる、穏やかな時間が流れる場所です。
この公園内に、環境配慮型の新しい店舗「スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」が誕生しました。
より環境負荷の低い店舗のための国際認証「Greener Stores Framework(グリーナー ストア フレームワーク)」を取得した同店の店内に散りばめられた、環境への取り組みをご紹介します。
“守っていきたい未来”に向けた、これからのスターバックス店舗のサステナビリティ ハブ(拠点)
まずはドリンクをオーダーしましょう。同店限定のビバレッジ、「和三蜜 アーモンドミルク フラペチーノ®︎」と「和三蜜 ムース フォーム アーモンドミルク ラテ」はいかがですか?和を感じる優しい味わいの「和三蜜」と、新たな選択肢として注目される植物性ミルクのひとつである「アーモンドミルク」、そしてスターバックスのシグニチャーである「エスプレッソ」を融合させた限定ビバレッジは、この先もずっと守っていきたい文化や環境への想いが込められています。
1. Reuse & Respect 店内でも持ち帰りでもリユーススタイルで楽しむ
店舗から出る廃棄物を減らし、環境への負荷を抑えるため、ドリンクは、店内ではマグや樹脂製のグラスで提供します。
TO GO(持ち帰り)で公園内を散歩しながら楽しむときは、ぜひお気に入りのマイタンブラーやマイボトルをお持ちください。
まだタンブラーをお持ちでないという方には、気軽にリユース習慣をはじめていただけるリユーザブルカップの購入がおすすめです。マイタンブラーをご持参の場合と同様に、環境への配慮のお礼としてドリンク価格を21円引き(持ち帰り価格/店内利用の場合は22円引き)でドリンクを購入いただけます。
※同店では多くのお客様にリユーススタイルを体験いただくため、通常250円のところ特別に150円でリユーザブルカップを購入いただけます。
カップを店舗で借りて返せるプログラム「借りるカップ」もご利用いただけます。ご注文の際に、「借りるカップで」とお伝えください。ドリンクを楽しんだ後は、同店を含む、丸の内エリアの一部店舗で洗わずにカップを返却することができます。
2. デジタルフードメニューでフードロス削減に貢献
フードのオーダーは、デジタルメニューからどうぞ。商品をケースに陳列しないため、賞味期限切れによるフードロスを減らすことにつながります。
3. 長い時間をかけて森を育て、その恵みから心を込めてつくられた家具を通して、森や人の営みとつながる
ドリンクとフードを受け取ったらお好きな席へ。カウンター席からゆったりくつろぐソファまで店内のテーブルやイス、什器は、すべて北海道や東北地方などの国産の木材を使用しています。
木のやさしい手触りとぬくもりを通して、大切に育てられた森の恵みである木材の生産から家具づくりまで丁寧にバトンをつないでやってきたことを想いながら、お気に入りのコーヒーをお楽しみください。
4. 廃材をアップサイクルしたアートや照明の物語に想いをはせる
店内奥の巨大なアートは、廃棄される予定だった漁網を再利用してつくられたもの。スターバックスのシンボルであるサイレンが網を広げて地球の持続可能性への希望を集めています。
壁面一帯に広がるタペストリーにはスターバックスの農園、コスタリカのハシエンダ アルサシア農園の穏やかで広大なランドスケープを、シンプルなぼかし塗りで表現。このタペストリーの一部は廃棄予定だったコットンキャンバスや、この夏のプレオープン時に使用したアートをリメイクして活用しています。
天井から下がるガラスの照明は、役目を終え廃棄される蛍光灯の蛍光管から取り出したガラスを素材にしたもの。ガラス職人により、ひとつひとつ吹きガラスで仕上げた柔らかな曲線が美しい特徴的なデザインの照明ができあがりました。
5. リソースポジティブカンパニーを目指したさまざまな取り組み
他にもさまざまな視点でサステナブルな取り組みを取り入れています。
いつものスターバックスと変わらない空間で、さりげなく地球のことを想う
Greener Storesの日本での1号店として、認証基準を満たすため、店舗づくりそのものから見直しました。
とはいえ、スターバックスは一杯のコーヒーとともに思い思いの時を過ごす場所。「サステナビリティを全面に打ち出して、押し付けられるような雰囲気にはしたくなかった」とプロジェクトのマネージャー、柳和宏さんは語ります。
「一見すると他の店舗と変わらない落ち着ける空間でありながら、サステナブルな取り組みがされている。このバランスを大切にしました」(柳さん)
店舗の設計を担当した中川拓真さんは「デザイナーとして、内装で使う材料を日本国内でどう調達するか考えることは、とても良い経験でした。素材一つひとつが、どこから、誰の手を通ってきたのか、そこに想いを巡らすことがつくり手の創造性を引き出し、豊かな価値を生み出すことにつながっている。この店舗に関わってくださった多くの人たちの情熱があったからこそ形にすることができました」と、気づきを教えてくれました。
サステナブルについて考えるきっかけに
「店舗の内装を担当する工事管理、設備、フードやドリンクなどの商品、オペレーション、調達などあらゆるチームの担当者が集まり、どのような店舗にするのか、さまざまな議論を重ねてきました。この店舗でトライしたことからいかに学び、広げる可能性を見出していくのかが、これからの挑戦です。ここでの体験を通じて、パートナーだけでなく、お客様も、それぞれに何かを感じ、生活の中にサステナブルなスタイルを取り入れていただけたら嬉しいです」(柳さん)
たくさんの担い手の想いが詰まった皇居外苑 和田倉噴水公園店。この店舗を訪れて、まずは気軽に体験してみてはいかがでしょうか。