ラクスマン・ナラシムハン、スターバックス最高経営責任者(CEO)に就任


<こちらの文書は、3月20日に米国スターバックスより発信された英語の原文より翻訳しました。>

シアトル – スターバックス(NASDAQ: SBUX)は、本日付でラクスマン・ナラシムハンがCEOに就任し、同社の取締役となることを発表しました。2022年9月1日、ナラシムハンは、同社の創業者・CEO(当時)のハワード・シュルツの後任となる次期CEOとして選任されました。

スターバックスの新たなリーダーを探すグローバルな採用活動を経て選任されたナラシムハンは、2022年10月1日、次期CEOとして入社し、消費者向け商品を扱うグローバル企業のリーダーとして、そして小売り、スーパー、レストラン、Eコマース企業を対象とした顧問として活躍したおよそ30年の経験を同社にもたらしました。この5か月の間、ナラシムハンは30以上の店舗、製造工場、各国のサポートセンターのパートナー(従業員)とともに働き、その中でバリスタ認証も取得するなど、スターバックスならではの入社後研修を経験しました。2022年4月4日に暫定CEOとして復職したシュルツが率いる変革プランにも深く関わるようにもなりました。

昨年のシュルツの復職以来、スターバックスは全社的な変革のための戦略を発表し、昇給や傷病休暇の充実、経済的な幸福を目指す新たな福利厚生、トレーニングや協業の革新、店舗の刷新や機器の導入、コーヒーを祝福する文化の醸成などの重点分野において、営業および店舗パートナーに10億ドル超を投資するという目標への取り組みを継続してきました。2022年第2四半期から2023年第1四半期の決算発表までの間、同社株価は47パーセント上昇、時価総額はおよそ400億ドル増加しました。また同じ期間、同社の株主総利回り(TSR)は50%と、S&P500上場企業を大きく上回りました。直近では、スターバックスはブランド・ファイナンスより7年連続で最も価値のあるレストランブランドにも選ばれています。

スターバックス社外取締役会会長のメロディ・ホブソンは、「自らの報酬や個人的な仕事よりもスターバックスとパートナーへの愛情を優先し、求めに応じてリーダーとしての責任を引き受けてくれた、スターバックスの創業者であるハワード・シュルツ氏に取締役会は心からの感謝を述べたいと思います。シュルツ氏がいなければ私たちはここにいなかったことでしょう。」と、言います。

本日付でナラシムハンは正式にCEOに就任し、3月23日のスターバックス年次株主総会を進行することになります。今後、ナラシムハンは入社後わかったことや、そこから得られた知見を経営陣に伝え、会社がこれから前進していく上で取り組むべき課題などの検討を共に続けていきます。

「スターバックスのビジネスに関する学びを集中的に深めることによって、ブランドの構築、刷新および運営においてすでに高い実績と幅広い経験を持つラクスマン氏は、スターバックスを新たな成長のステージにけん引していくための準備が整ったといえるでしょう。この期間でスターバックスの文化や価値観に関するラクスマン氏の理解も深まりました。この学びと人々の声に耳を傾ける過程で、世界中のパートナーの心と気持ちをすでに掴むことができました。」と、ホブソンは言います。

「スターバックスのCEOに正式に就任し、グリーンエプロンを着る45万人以上の世界中のパートナーをけん引できることを謙虚に受け止めています。ハワードがこれまで築いてきた基盤―人々に心温まる瞬間を提供したいという尽きることのない情熱を原動力とする象徴的なグローバルブランドを、いちから築いたこと―は驚くべきものです。この深い伝統を積み重ねていく機会をいただいたことを光栄に思います。人と人とのつながりのビジネスとして、1杯1杯、一つ一つのつながりを通じてパートナーやお客様、投資家や地域の皆様のために無限の可能性を提供することができます。世界中のパートナーと共にスターバックスの無限の未来を切り開いていくことを楽しみにしています。」と、ナラシムハンは言います。