Enjoy Coffee at ARRIVIAMO™ BAR ディカフェ ハシエンダ アルサシア編


皆さん、こんにちは!スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京 コーヒーアンバサダーの川地です。

普段はロースタリー 東京の3階にある「ARRIVIAMO™ BAR」で勤務しています。コーヒーやティーを使用したカクテルを中心に特別な体験をお届けしています。

皆さんはこのバーの名前にある“ARRIVIAMO”の意味をご存じでしょうか?
”ARRIVIAMO“とは、イタリア語で”到着する“という意味です。英語の”arrive”を想像すると「あっ!なるほど。」となる方が多いのではないでしょうか。

「世界中を旅してきた旅人が行き着く到着地点であり、新たな旅が始まる場所」、ARRIVIAMO™ BARにはそんな意味が込められています。これまでたくさんコーヒーやティーを飲んできた方もそうでない方も、新しい楽しみ方をARRIVIAMO™ BARで知ることができ、コーヒーやティーの新たなジャーニー(旅)を始められる場所です。

今日はARRIVIAMO™ BARを代表するカクテルを通して、新しいコーヒージャーニーへ飛び立ちましょう!

自社農園のコーヒーを使ったエスプレッソ マティーニのご紹介

ご紹介するのは、「スターバックス リザーブ エスプレッソ マティーニ」です。ウォッカ、バニラビーンシロップ、エスプレッソ、ガーニッシュ(飾り)のチョコレートのみで仕上げるカクテルです。しっかりとシェイクすることでコーヒーの味わいがふくよかになり、なめらかな口あたりを楽しんでいただけます。

このカクテルは、ベースとなるエスプレッソを3種類のコーヒー豆からお選びいただけます。今回エスプレッソに使用したコーヒーは、スターバックス リザーブ®の「ディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア®」。

“ディカフェ”と聞くと、「カフェインを気にする方だけが頼む」「風味がさっぱりしている」、そんなイメージをお持ちの方も少なくないと思います。実は私もこれまではそう思っていました。しかし、近年のディカフェのコーヒーは種類も豊富、味わいも個性豊かでコーヒーの風味をしっかり感じていただけるものが増えています。


ディカフェ コスタリカ ハシエンダ アルサシア®を使用したエスプレッソ マティーニは、ミルクチョコレートの味わいの中に、甘みとほのかにレモンのような爽やかな香りが鼻に抜ける味わい。口あたりがやさしくて軽くてさらっと飲めるので、まだまだ暑い、残暑の日中にもおすすめです。

実は今日、このコーヒーを使ったのにはもう一つ理由があります。

ハシエンダ アルサシア農園で出会った「シェードツリー」

このコーヒーが栽培されている、スターバックスの自社農園「ハシエンダ アルサシア」を訪れた経験が私にとって新たな発見と学びをもたらしてくれたからです。

見渡す限り、美しいコーヒーの木が広がる農園で出会った「シェードツリー」。

皆さんは、この「シェードツリー」がどんな役割を果たすか知っていますか?

名前の通り、コーヒーの木より高い樹高を持つ木をコーヒーの木の近くに植えることでコーヒーの木が浴びる日射量を調整する役割があります。コーヒーの木は、実は直射日光があまり得意ではないのです。

その名前から、これまで私はコーヒーの木は全てたくさんのシェードツリーのもとで育っていると思っていました。 しかし、ハシエンダ アルサシアで見たのは、一定の広さの区域に何本かのシェードツリーが生えている光景でした。

左にある大きな木がシェードツリー

もちろん、日射量の調整もシェードツリーの役割の一つですが、それ以上に「土壌の安定」が大きな役割とのこと。山の斜面に植えられることの多いコーヒーの木が雨で土台から流れてしまわないように、シェードツリーが強く太い根をしっかりと張ることで土壌を安定させています。

また、土壌の栄養を保つために土壌の質についても調査をし、その土地に足りない栄養素を含む植物を植えることで使用する農薬を削減することにもつながっています。

他にも「副収入」としての役割も。シェードツリーとしてマンゴーやアボカド、バナナなどを植えることで、コーヒー農家の副収入になっています。
自分が考えていた以上に、シェードツリーがコーヒー栽培において多くの役割を果たしていることに驚くと共に、「縁の下の力持ち」のような存在だな、と感じました。

これまで本や写真で知るだけだったこの存在を実際に目の前で見ることで、私の新たなラーニングジャーニーが始まった気がしました。

バーテンダーも「縁の下の力持ち」

さぁ、農園からロースタリー 東京に戻ってきましょう。
カクテルにも「縁の下の力持ち」がいます。それはバーテンダーです。最高級の素材をただ適当に混ぜるだけではおいしいカクテルは出来上がりません。バーテンダーが素材の味わいのバランスを考え、調整し、磨かれた技術で混ぜ合わせることで完成します。
そのバーテンダーがいるからこそ、コーヒーそのものだけでは味わえない新しい味に私たちは出会うことができます。

私はお店に立つ度に、このエスプレッソ マティーニをお客様が一口飲んだ時の驚きの表情や、飲みながらじっくり味わう表情に出会える喜びを感じながら作っています。

ロースタリー 東京でカクテルと共に新しいコーヒーの旅を

今日の旅はそろそろ終わりに近づいてきましたが、次はARRIVIAMO™ BARでカクテルを楽しみながら、バーテンダーと共に今日とはまた違った新しいコーヒージャーニーへ飛び立ってみませんか。

私たちがコーヒーを楽しむことが、巡り巡ってコーヒー生産地の助けになっていくと私は信じています。

一人でも、友人や家族と、どんなスタイルのコーヒーを飲むかは人それぞれ自由です。
スピリットフリー カクテル(ノンアルコールのカクテル)やローアルコールカクテルもご用意しておりますので、ぜひ一度いらしてみてください。
新しいコーヒージャーニーのきっかけとなる一杯をご用意してみなさんをお待ちしております。

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現代アートに出合う“共同アトリエ” のような京都BAL店