スターバックスについてあなたが知らない10のこと


2021年7月15日

<こちらの文書は、英語の原文より翻訳しました。>

皆さんはスターバックスの意外なストーリーをどのくらい知っていますか?スターバックス創業50年を記念して、スターバックスのロゴの誕生秘話から、ユニークな店舗、グラミー賞受賞など、スターバックスにまつわるとっておきの豆知識10選をご紹介します。

1. スターバックスの「サイレン」ロゴの誕生秘話

スターバックスの共同創業者であるゴードン・バウカー、ジェリー・ボールドウィン、ゼブ・シーゲルが、1971年3月30日にシアトルのパイクプレイスマーケットにスターバックス第1号店をオープン。スターバックスの名前は、ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』の登場人物で、捕鯨船ピークォド号のスターバック一等航海士に由来しています。店名の次は、ロゴが必要でした。

古い海洋書を調べていると、海に関連したあるミステリアスなキャラクターが彼らの目に留まりました。2つの尾をもつ人魚「サイレン」です。スターバックスは航海の世界に2つの強いつながりがあります。1つ目は、シアトルが港町であること。そして2つ目は、コーヒー豆が遠い土地からしばしば海を渡って運ばれることです。その後、サイレンのロゴには数回の変更が加えられましたが、その魅力は今も変わりません。サイレンについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/15658868/

2.グラミー賞の受賞者は…スターバックス!

2004年、スターバックスとコンコード・レコードとパートナーシップを組み、レイ・チャールズの画期的アルバム『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛』をリリース。プロデュース、マーケティング、配給までを2社で手がけました。デュエットアルバムが珍しかった当時、レイ・チャールズはノラ・ジョーンズ、ダイアナ・クラール、ジェームス・テイラー、エルトン・ジョン、ウィリー・ネルソン、ボニー・レイットなどの伝説的なアーティストをゲストに招きました。アルバムはグラミー賞「年間最優秀アルバム」「年間最優秀レコード」を含む8部門で受賞、全世界で500万枚以上を売り上げ、マルチプラチナに認定されました。

3. スターバックスにはコーヒーの自社農園があります

スターバックスはコーヒー農園を所有し、バーチャルのツアーも行っています! 2013年に購入したハシエンダ アルサシア農園はコスタリカにある広さ240ヘクタールのコーヒー農園で、コーヒー豆の栽培のほか、スターバックスのグローバルな研究開発施設としても利用されています。1971年の創業以来、コスタリカのコーヒー豆はスターバックスの定番商品のひとつです。2018年には、ハシエンダ アルサシアで栽培された豆のみを使った限定商品が全世界で販売されました。

ハシエンダ アルサシア農園についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/hacienda/

そして2021年、スターバックスはパートナーやお客様を対象としたハシエンダ アルサシアのバーチャルツアーを開始しました。バーチャルツアーをご希望の方はcoffeeexperiences.starbucks.com/へどうぞ。

4. パートナーのエプロンに隠された秘密

世界80か国以上のマーケットで、グリーンエプロンはスターバックスのシンボルです。40万人以上のバリスタが誇りをもって身につけるこのエプロンは、お客様への歓迎の気持ちと、コーヒーに関する専門的なスキルを表しています。ところで、スターバックスのエプロンにはいくつかの種類があることをご存知ですか?

あなたが世界各国のスターバックスで見かけるかもしれないエプロンの一部をご紹介しましょう。

  • 指文字(ASL: American Sign Language)をデザインした緑のエプロン:ワシントンD.C.にある手話が共通言語のスターバックス、サイニングストア。ここで働く、聴覚に障がいがあり手話を主なコミュニケーション手段とするパートナーたちにとって、このエプロンは誇りの源です。お客様にコミュニケーションの多様性ついてお伝えするきっかけにもなります。アメリカ以外にもスターバックスは、マレーシア、アメリカ、中国、日本などに10ヶ所のサイニングストア(2021年7月現在)を展開しています。

サイニングストアについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/2021/inclusion-diversity-signing-1year/

  • ブラックエプロン:コーヒーに関する豊富な知識をもつと認定されたパートナー、「コーヒーマスター」に贈られる特別なエプロンです。
  • レッドエプロン:クリスマスなどのホリデーシーズン中、パートナーは赤いエプロンを身に着けホリデー気分を盛り上げます。
  • スターバックス リザーブ® ロースタリーのエプロン:スターバックス リザーブ® ロースタリーのパートナーが着用するエプロン。ブラウンのキャンバス地にレザーのストラップが特徴です。店内で焙煎も行うため、より耐久性の高い素材を採用しました。
  • アメリカ国旗が刺繍されたエプロン:ベテランと呼ばれる兵役経験者とその配偶者たちへの称賛が込められています。
  • 角帽の刺繍のエプロン: スターバックス・カレッジ・アチーブメント・プランの卒業生に贈られるエプロンです。

5. スターバックスで初めてラテが作られたのは創業から13年後

1971年にスターバックス1号店がオープンしたとき、現在のようないれたてのコーヒーは売られていませんでした。飲めたのは試飲用のコーヒーだけ。当時販売されていたのはコーヒー豆や紅茶、スパイスの他、コーヒーメーカー、コーヒーグラインダー、ティーポットなどでした。

転機が訪れたのは1983年。イタリア、ミラノを訪れたハワード・シュルツ(スターバックス現名誉会長)が、初めてイタリアのカフェ文化に出会ったときでした。シュルツは「イタリア人はエスプレッソを通してカフェを劇場に変え、ロマンスや芸術、魔法を繰り広げていました。私は直感的に、これだと感じたのです」と語っています。翌年、シュルツは創業者たちにシアトルのダウンタウンにカフェを開くよう説得し、そこで初めて「スターバックス ラテ」が提供されました。

6. 失敗は成功のもと

1994年、スターバックスは「マザグラン」と呼ばれる炭酸入りコーヒー飲料を発売。お客様の反応は「好き」と「嫌い」の2つに分かれましたが、結局リピートする人は多くありませんでした。それでもマザグランはスターバックスの歴史において重要な一部を担っています。マザグランはペプシコ社との北米における提携事業のきっかけを作り、1996年のボトル入りフラペチーノ®の大ヒットへとつながったからです。

7. コミュニティへの投資

世界各地の恵まれない地域にビジネスチャンスを提供するため、スターバックスはグローバルで、コミュニティ・ストア・プログラムを立ち上げました。これらの店舗は地元住民の雇用や非営利団体との提携、地元アーティストとのコラボレーションを重視し、コミュニティのイベントやプログラムのために店舗スペースを提供しています。スターバックスは、最新のイリノイ州カーボンデールとフロリダ州タンパの店舗を含め、これまでに19のコミュニティ・ストアをオープン。2025年までに100のコミュニティ・ストアの開店を目指しています。

日本でのコミュニティへの貢献を目指すストーリーの数々は、こちらからご覧ください。

https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/community/

8. ユニークな店舗

世界に3万3000店舗以上を展開するスターバックスですが、その土地にインスパイアされたアートやグッズから、他とは違う店舗デザインまで、各店舗がそのコミュニティならではの体験を提供しています。創業から50年の間には、とてもユニークなロケーションにオープンした店舗もあります。その一例をご紹介します。

● チェコ・プラハ城の中にあるスターバックス

● オランダ・アムステルダムの銀行を改装したスターバックス

● アメリカ・シアトル 自動車のショールームを改装したスターバックス リザーブ® ロースタリー

● インド・女性パートナーのみで運営するスターバックス

9. 世界最大のスターバックス

世界最大のスターバックスの店舗をご存知ですか? シカゴのスターバックス リザーブ® ロースタリーです。ここで提供されるコーヒーは、すべてその場で焙煎されます。来店されるお客様が最初に目にするのがコーヒーロースターです)。シカゴのスターバックス リザーブ® ロースタリーは5階建てで面積は3,251㎡。スターバックスの伝統である、コーヒーの焙煎とバリスタの巧みな技を体現する場所です。

1971年以来、スターバックスはコーヒー焙煎の芸術を追求し、世界6ヶ所にあるロースタリーにおいてその専門知識を披露してきました。スターバックスのマスター ロースターたちは、それぞれのロットからフレーバーと個性を最大限引き出そうと、ユニークな焙煎方法を編み出します。シカゴのロースタリーにはその場でパンを焼きあげるイタリアンベーカリーやカクテルバーが併設されているほか、曲線が美しいエスカレーターや、スターバックス1の高さを誇る17メートルのスチールのキャスクも印象的です。このキャスクは焙煎したコーヒー豆の熟成とガス抜きを行う貯蔵樽で、美しいフォルムと機能が見事に融合しています。

10. カップにペンでオーダーを書く前は…

カップに油性ペンでオーダーを書くようになる前は、カップを置く向きでバリスタにドリンクの作り方を伝えていました。例えばロゴを正面に向ければ通常のミルク、反対向きなら無脂肪乳、上下逆さまならディカフェなど…。置き方には店舗ごとに決まりがありましたが、風でカップが飛ばされてしまうことも。そこで90年代半ばには油性ペンが使われるようになり、バリスタもお客様もより快適にカスタマイズを楽しめるようになりました。やがてバリスタはこのスタイルを進化させ、カップにお客様の名前やメッセージを書き入れるようになったのです。

thumbnail for 現代アートに出合う“共同アトリエ” のような京都BAL店

現代アートに出合う“共同アトリエ” のような京都BAL店